「肌のクリニック」では、QスイッチYAGレーザーを用いた「シミ治療」を行っています。

治療実績

  • 高円寺院…8,271個
  • 麹町院…7,878個

*1年間(2019年3月~2020年2月) での老人性色素斑・そばかす(5mm以下換算)のレーザーによる除去数

シミ(老人性色素斑)

老人性色素斑(日光黒子)は、加齢と紫外線によって起こるシミです。シミの悩みの半数以上を占め、1円玉以上の大きなものから、そばかす程度の細かいものまであります。

治療

老人性色素斑の治療には、Qスイッチヤグレーザーを用います。通常は1回で大部分のシミが取れますが、反応が悪い場合や肌質により、2~3回程度必要になることがあります。

治療症例

QスイッチYAGレーザー治療を1回行いました。左の写真は治療前、右の写真は治療2週間後の写真です。左目の下の大きなシミは1回の照射でほぼ消失しました。長年美白スキンケアなどを頑張っていた患者さんは、あっさりと治療が終わって驚かれる方も多くいます。

シミのレーザー治療

治療経過

  1. 2週間以内に(長くて3週間以内に)、シミがかさぶたになって剥がれ落ちます。
  2. かさぶたが取れた後、白くピンク~赤みがかった新しい肌が出てきますが、数ヶ月かけて徐々に肌色に戻っていきます。
  3. シミが取れた後、レーザーの刺激によって、約4割の方に「戻りジミ」が出てきます。最初のシミの色調より濃くなることがありますが、戻りジミは半年以内に消えることがほとんどです。
  4. 戻りジミを早く消したい場合は、塗り薬をお出ししますので、医師にご相談ください。

実際のレーザーによるシミ取り動画は「レーザーによるシミ取り治療の実際」をご覧ください。

副作用

照射後の痛み、赤み、内出血、肝斑、白斑、火傷などのリスクがあり、診察時に医師からご説明いたします。

そばかす(雀卵斑)

そばかすは医学用語で「雀卵斑(じゃくらんはん)」と言います。白人に多く、日本人でも色白の人に多いという特徴があります。そばかすは、目の周囲や頬に両側性に存在することが多く、幼小期から思春期にかけて目立ってきます。

色白の人にそばかすが多い理由は、遺伝的な素因によります。色白の人はメラニンができにくいため、正常なメラニンを作って紫外線から肌を守ることができません。そうすると、紫外線によって逆に異常なメラニンが出来て、シミになります。この紫外線に弱い遺伝子は、ご両親から受け継がれますので、そばかすがある方のご両親の顔にはやはりそばかすがある場合が多いです。

治療

QスイッチYAGレーザーの1回の照射で大部分が取れますが、数が多い場合は一度ですべて取り切れないこともあります。また、シミと比較してやや再発しやすいため、気になる場合は4ヶ月以上の期間を空けて、2~3回照射します。

治療症例

思春期からのそばかすで、加齢とともに濃くなった患者さんです。他院でIPLを勧められて受けていましたが、改善しないために当院へ来院されました。

お顔全体で1回で400個以上のシミを取りました。

そばかす_レーザー治療前
治療前
そばかす_レーザー治療後
レーザー1回照射2週間後

治療経過や副作用のリスクなどは老人性色素斑と同様です。こちらの患者さん治療の詳細については、「そばかすのレーザー治療の実際」をご覧ください。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADMは両側性にほほの上部・こめかみ付近・小鼻などに多発するシミです。色は灰色~茶褐色、青黒いものなど様々で、大きさは1~3mmほどの小さいものが多いです。境界はハッキリせず、いくつかまとまって出現するのが特徴です。肝斑やそばかすと間違えられることが多く、混在していることもあります。

思春期以降にできたそばかすには、パラパラ型太田母斑(ADM)が混在していることもあります。

当院のレーザーは保険が効きませんが、ADMは保険適用となることがございますので、お近くの皮膚科で一度ご相談ください。

治療

ADMは、シミが表皮の下の真皮層にあるため、トレチノイン・ハイドロキノン療法などの外用薬では効果が出にくく、レーザー治療が必要です。

深い層にシミがあるため、1回の治療では全て取り切れず、4ヶ月以上の間隔を空け、3~5回程度の治療を要します。

レーザー照射後は、かさぶたができることは少なく、照射したところに一致して内出血斑ができるため、点状に赤くなります。完全に消えるまで、10日ほどかかることもあります。テープ保護は必ずしも必要ではありませんが、当院では炎症後色素沈着を防ぐため、透明のエアウォールUVを貼っていただきます。

戻りジミ(PIH)

レーザー後の戻りジミは、レーザーの刺激によって起こる炎症後色素沈着(PIH)のことです。4割の患者さんに起こるとされていますが、当院では、術後の湿潤療法や指導をしっかりと行っているため、3割以下に抑えられています。

PIHは6ヶ月でほとんどが自然に消えるため、放っておいて構いません。逆に6ヶ月以上経ってもシミが消えない場合、PIHではなく、完全に取り切れなかったか、再発したか、PIHが固定したかのどれかです。

戻りジミ(PIH)対策

せっかくシミを取ったのだから、できるだけ戻りジミを起こさないようにしたいものです。戻りジミが起こるか起こらないかは、レーザーの出力もありますが、それよりも肌質(遺伝的に傷跡が残りやすい人がいます)が最も大きな要因です。

予防に大切なことは、保護テープを2週間ほど貼りっぱなしにすることです。湿潤環境が保たれて、炎症が早く引き、戻りジミが起こりにくくなります。

その他にも、紫外線対策をしっかり行うこと、患部をこすったり触ったりしないことも大切です。抗炎症剤のトラネキサム酸とビタミンCを飲むことも一助になります。

戻りジミを早く消したい方には、トレチノイン・ハイドロキノン療法レーザートーニングを行います。

シミ治療の料金

項目料金(税別)
初診料
3,500円
再診料
(施術のみの場合不要)
1,500円
5mm以下のシミ
5mm大きくなるごとに
1個 4,000円
+4,000円
5mm以下のシミ10個~20個
21個以上で1個増加ごとに
38,000円
+1,000円
顔全体シミ取り放題(※)顔全体1回 98,000円
エアウォールUV 10cm
(保護テープ)
小 100円
大 200円
クリーム麻酔顔1面 3,000円
体は面積による
テープ麻酔1枚 300円

※シミ取り放題は、顔全体~フェイスラインまでの取り放題料金(1回分)です。首や体の場合は別途料金が必要です。ほくろ、イボ、ADMなどは別途料金が必要です。

※複数回治療が必要な場合は、最低4ヶ月間隔を空けて追加照射します。複数回の照射では、その都度料金がかかりますので、ご了承ください。

シミ治療のよくある質問

当日施術を受けることはできますか?

シミの個数が少なく、レーザー枠が空いている場合に限り、診察当日に施術が可能な場合もありますが、原則、当日は医師による診察や説明となり、施術は後日になります。

シミは1回のレーザーで取れますか?

通常のシミ(老人性色素斑)は、1回のレーザーでほとんどが取れますが、反応が悪い場合は2~3回必要になることもあります。複数回レーザーを行う場合、4ヶ月以上の期間を空けて照射します。

そばかすは、通常のシミと比較して再発しやすいため、2~3回程度の治療が必要です。

ADMなどの深いシミの場合、3~5回のレーザー照射が必要になります。

治療を受けられない場合はありますか?

トレチノイン軟膏・ハイドロキノンをシミの部分に使用している方は、治療中止後2週間以上、イソトレチノイン(アキュテイン)の内服をしている方は、治療中止後6ヶ月間以上の間隔を空ける必要があります。

妊娠中の方もレーザーは控えていただいております。

その他、ご使用中の薬剤や施術によっては期間を空ける必要があるものもありますので、診察の際にご相談ください。

「治療間隔(インターバル)」も併せてご参照ください。

妊娠中はレーザーを受けることができますか?

レーザー治療は、妊娠中にも影響はほとんどないと考えられていますが、当院では念のため治療をお控えいただいております。授乳中は問題ありません。

目の周りのシミを取ることはできますか?

目の周囲のシミも注意深く照射すれば、大部分は取ることができます。ただし、眼球付近の皮膚にあるシミは、取れないこともございますので、診察の際にご相談ください。

痛みは強いですか?麻酔は必要ですか?

レーザー中は輪ゴムで弾かれるような痛みがあります。小さなシミの場合、麻酔なしでも照射できるレベルの痛みです。数が多い場合や大きなシミの場合は、テープ麻酔やクリーム麻酔などの表面麻酔をしてから施術します。

ダウンタイムはありますか?

照射後は赤くなり、その後黒く変色してカサブタになります。カサブタは2週間ほどで剥がれ落ちますが、その間はテープをしっかり貼っていただきますので、2週間はダウンタイムを見ていただきます。

特にお顔全体のシミをたくさん取る場合は、お顔全体にテープを2週間はっていただきますので、相応の我慢が必要となります。

シミに貼るテープは目立ちますか?

目立つものと、目立たないものがあります。

目立たないテープとしては「エアウォールUV」という紫外線カットの透明テープを採用しています。

下記写真は、青矢印の部分にエアウォールUVが貼られていますが、近づいてよく見なければわかりません。

エアウォールUVは、薄くて透明で目立たず、防水仕様で上からメイクも可能です。ただし、メイク落としや洗顔料で剥がれやすいため、できれば患部はメイク等せずにお過ごしいただくことをお勧めしています。

目立たないシミテープ

シミの数が多い場合は、目立つテープである「ハイドロコロイドテープ」を貼ります。半透明のため、エアウォールUVと比較すると目立ちますが、剥がれにくくなっています。

ご希望によってどちらもご用意しておりますので、医師・看護師にご相談ください。

テープはいつまで貼る必要がありますか?

当院では、「2週間」テープを貼るように指導しています。長くテープを貼っていただくことにより、患部が刺激や紫外線から守られ、戻りジミも少なくなってキレイに治ります。

テープは剥がれない限り、ずっと貼りっぱなしにしておいてください。

戻りジミとはなんですか?

レーザーでシミが取れたあと、シミがまた戻って来ることがあります。これは、レーザーの刺激による炎症後色素沈着で起こるシミで、「戻りジミ」と呼ばれています。

戻りジミは約40%の方に起こり、ほとんどが6ヶ月以内に自然に消えます。

まれに、紫外線によって戻りジミが固定してしまうケースもありますので、紫外線対策は厳重に行ってください。

レーザー後にシミが残ってしまいました

深い層にあるシミはレーザーに対する反応が悪く、1回の治療では取り切れないことがあります。その場合、最低4ヶ月以上の期間を空けて2回目の照射が必要です。

また、「戻りジミ」をシミが残っていると勘違いしている可能性もあります。戻りジミの場合は、3~6ヶ月で自然に消えていきますので経過を見ていただきます。

レーザー後にシミは再発しますか?

レーザーによるシミ取りは、再発しにくいのが特徴ですが、照射後5~10年経て再発するケースがあります。

理由としては、一般的なシミである老人性色素斑では、メラニンを異常に蓄えたケラチノサイトが原因ですが[1]、レーザーでケラチノサイトを破壊しても、紫外線や加齢の影響で再度出てきてしまう可能性があるからです。

同じ付近の皮膚にシミができたり、レーザーを照射した部分はシミが取れていても、その周囲にシミが広がってきて再発と勘違いするケースもあります。

施術後に注意することはありますか?

レーザー後の戻りジミを最小にするために、患部をこすらない・触らないこと、紫外線を当てないことを心がけてください。また、患部の保護テープは2週間程度貼りっぱなしにしておくほうが、キレイに治ります。

テープは運動や入浴中の汗で剥がれやすくなります。防水仕様ですが、なるべく患部を水に濡らさないようにご注意ください。

参考文献・サイト

参考文献・サイト

  1. Kadono S, (2001) “The role of the epidermal endothelin cascade in the hyperpigmentation mechanism of lentigo senilis.” J Invest Dermatol. 2001 Apr;116(4):571-7. DOI: 10.1046/j.1523-1747.2001.01296.x PMID: 11286625

ご予約・お問い合わせ

高円寺院 Koenji
TEL 03-5913-7435
月~土 10:30-13:30/15:30-18:30 
日・祝 休診

麹町院 Kojimachi
TEL 03-6261-7433
平日 11:00-14:00/16:00-19:00
土日 10:00-13:00/15:00-18:00
祝日 休診

※両医院とも完全予約制となっておりますので、お電話かネットからご予約ください。
※医学的なご質問等、医師が対応する場合は別途電話再診料を頂戴することがございます。