肌のクリニックでは、QスイッチYAGレーザーを用いたシミ治療を行っています。目立つシミを1個だけ取ってほしいという方や、1度の治療で200個以上取る方もおり、患者さんのご希望に合わせて治療を行います。

治療料金を安価に設定しているため、シミ取りを希望される患者さんの数は年々増えており、年間で1万~2万個のシミ除去を行っています。

レーザーによるシミ治療

シミの種類によって、使用するレーザーの種類と波長が異なります。

老人性色素斑

老人性色素斑(日光黒子)は、加齢と紫外線によって起こるシミです。シミの悩みの半数以上を占め、1円玉以上の大きなものから、そばかす程度の細かいものまであります。

老人性色素斑の治療

老人性色素斑の治療には、Qスイッチヤグレーザーをおすすめします。レーザー照射で簡単にシミを消すことができますので、長年に渡って美白化粧品を頑張って使ってきた患者さんは、あっさりと治療が終わって驚かれる方も多くいます。

下記は、当院でレーザー治療を行った患者さんです。大きなシミにレーザー照射を行った結果、長年悩んでいたシミはたった1回の治療で消えました。

シミのレーザー治療

1回の照射で大部分のシミを取ることができますが、大きなシミや深い部分のシミは、完全に取りきれないこともあるため、半年後に再度レーザー照射をします。

照射後、1日~3日くらいでかさぶたが出来ます。1週間~2週間で自然に剥がれて、ピンク色の新しい皮膚が出てきて、シミが消失します。

約4割の患者さんに「戻りジミ」が出てきます。戻りジミは、レーザーの刺激で起こる色素沈着です。3ヶ月~半年ほどで自然と消えていきますので、心配なさらないでください。

当院では、透明のUVカットフィルム(エアウォールUV)を2週間ほど貼って患部を保護します。透明フィルムなので目立ちにくく、上からお化粧もできます。肌の湿潤環境も保たれるので、レーザー後のダメージが少なくなり、戻りジミが起こりにくくなります。

そばかす(雀卵斑)

そばかすは医学用語で「雀卵斑(じゃくらんはん)」と言います。白人に多く、日本人でも色白の人に多いという特徴があります。そばかすは、目の周囲や頬に両側性に存在することが多く、幼小期から思春期にかけて目立ってきます。

色白の人にそばかすが多い理由は、遺伝的な素因によります。色白の人はメラニンができにくいため、正常なメラニンを作って紫外線から肌を守ることができません。そうすると、紫外線によって逆に異常なメラニンが出来て、シミになります。この紫外線に弱い遺伝子は、ご両親から受け継がれますので、そばかすがある方のご両親の顔にはやはりそばかすがある場合が多いです。

思春期以降にできたそばかすは、小さな老人性色素斑が散らばっているタイプのものや、パラパラ型太田母斑(ADM)が混在していることもあります。

そばかすの治療

通常のシミ(老人性色素斑)と同様に、QスイッチYAGレーザーの532波長で照射します。

1回の治療で大部分が取れますが、薄いシミや深いシミはレーザーの反応が悪いこともあるため、1度の治療で全体の7割くらい取れるとイメージしてください。気になる場合は、半年ほど期間を空けて、2回目の照射をします。

そばかすのレーザー治療

ADMが混在している場合は、まず532ヤグレーザーで表面についているシミを取り、その後波長を1064nmへ変更して、深い部分のシミを焼いていきます。ADMの場合、3回~5回の治療が必要になることもあります。ADMについては、次項をご参照ください。

施術後は、老人性色素斑と同様に、2週間以内にカサブタになって剥がれ落ちます。その間、エアウォールUVで保護するのも同様です。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADMは両側性にほほの上部・こめかみ付近・小鼻などに多発するシミです。色は灰色~茶褐色、青黒いものなど様々で、大きさは1~3mmほどの小さいものが多いです。境界はハッキリせず、いくつかまとまって出現するのが特徴です。肝斑やそばかすと間違えられることが多く、混在していることもあります。

当院を含め、ほとんどの美容皮膚科のレーザーは保険が効きませんが、ADMは保険適用となることがございますので、お近くの皮膚科で一度ご相談ください。

ADMの治療

ADMは、シミが表皮の下の真皮層にあるため、トレチノイン・ハイドロキノン療法は効果が出にくく、レーザー治療でないと治りません。QスイッチYAGレーザーによって、確実に治すことが可能ですが、深い層にシミがあるため、1回の治療では全て取り切れず、3~5回程度の治療を要します。治療と治療の間隔は、3ヶ月から6ヶ月ほど空けなければならないため、期間を要します。

レーザー照射後は、かさぶたができることは少なく、照射したところに一致して内出血斑ができるため、点状に赤くなります。完全に消えるまで、10日ほどかかることもあります。テープ保護は原則不要ですが、当院では炎症後色素沈着を防ぐため、透明のエアウォールUVを貼っていただき、トラネキサム酸・ビタミンCの内服をしてもらいます。メイクやスキンケアは普段通りで構いません。

戻りジミ(PIH)

レーザー後の戻りジミは、レーザーの刺激によって起こる炎症後色素沈着(PIH)のことです。統計上4割の患者さんに起こるとされていますが、当院では、術後の湿潤療法や指導をしっかりと行っているため、3割以下に抑えられています。

PIHは6ヶ月で99%が自然に消えるため、放っておいて構いません。逆から考えると、6ヶ月以上経ってもシミが消えない場合、PIHではなく、完全に取り切れなかったか、再発したかのどちらかになります。

戻りジミ(PIH)対策

半年で消えるとしても、せっかくシミを取ったのだから、できるだけPIHを起こさないようにしたいものです。PIHが起こるか起こらないかは、レーザーの出力(高出力なほど起こりやすい)と体質(遺伝的に傷跡が残りやすい人がいます)にもよりますが、施術後にできる対策がいくつかあります。

最も重要なことは、保護テープを2週間ほど貼りっぱなしにすることです。湿潤環境が保たれて、炎症が早く引き、PIHが起こりにくくなります。

その他にも、紫外線対策をしっかり行うこと、患部をこすったり触ったりしないことも大切です。抗炎症剤のトラネキサム酸とビタミンCを飲むことも一助になります。

PIHを早く消したいという方には、トレチノイン・ハイドロキノン療法レーザートーニングを行います。

シミ治療の料金

項目料金(税別)
初診料
2,900円
再診料
(施術のみの場合不要)
980円
直径5mm以下のシミ
以降5mm毎に
1個1回 4,000円
+4,000円
5mm以下のシミ10個~20個
以降1個増加毎に
顔全体1回 38,000円
+1,500円
顔全体シミ取り放題(※2)顔全体1回 98,000円
エアウォールUV 10cm
(保護テープ)
小 100円
大 200円
クリーム麻酔顔1面 3,000円
体は面積による
テープ麻酔1枚 300円
レーザートーニング
肝斑・くすみ・PIH
顔全体初回 7,800円
2回目以降 9,800円

シミ取り放題は、顔全体~フェイスラインまでの取り放題料金(1回分)です。首や体の場合は別途料金が必要です。ほくろ、イボ、ADMなどは別途料金が必要です。

シミ治療のよくある質問

当日施術を受けることはできますか?

表面麻酔にある程度時間がかかるため、後日に施術予約をお取りいただきます。

シミのレーザー治療を受けられない場合はありますか?

トレチノイン軟膏をシミの部分に使用している方は、治療中止後1ヶ月間以上、イソトレチノイン(アキュテイン)の内服をしている方は、治療中止後6ヶ月間以上の間隔を空ける必要があります。また、強い日焼けをした後は、1ヶ月間以上空けてから治療を行います。

妊娠中にシミ治療を受けられますか?

レーザー治療は、妊娠中にも影響はほとんどないと考えられていますが、当院では念のため、妊娠中には治療をお控えいただいております。授乳中は問題ありません。

治療後にまだシミが残っています

深い層にあるシミや薄いシミは、レーザーに対する反応が悪く、1回の治療では取り切れないことがあります。その場合、複数回の照射が必要になります。戻りジミをシミが残っていると勘違いしている可能性もあります。その場合は、3~6ヶ月で自然に消えていきます。

シミが残存する場合は、1回目の照射から4~6ヶ月空けていただき、2回目の照射を行います。

ダウンタイムはありますか?

レーザーを照射後、シミがカサブタになって剥がれ落ちるまでの期間は1週間~2週間程です。その間、保護テープ(エアウォールUV)を貼っていただきます。エアウォールUVは、透明で目立たず、紫外線もカットでき、上からメイクも可能です。

目の周りのシミは取れますか?

目の周囲のシミも注意深く照射すれば、大部分は取ることができます。

痛みは強いですか?麻酔は必要ですか?

レーザー中は輪ゴムで弾かれるような痛みがあります。数が少なく小さなシミの場合、無麻酔で我慢できるほどです。数が多い場合や、大きなシミの場合は、テープ麻酔やクリーム麻酔などの表面麻酔をしてから施術します。

施術後に注意することはありますか?

レーザー後の戻りジミを最小にするために、患部をこすらない・触らないこと、紫外線を当てないことを心がけてください。また、患部の保護テープは2週間程度貼りっぱなしにしておくほうが、キレイに治っていきます。

ご予約・お問い合わせ

高円寺院 TEL 03-5913-7435
[ 受付 ] 10:30-13:30/15:30-18:30 [ 休診 ] 日・祝
医学的なご質問等、医師が対応する場合は、別途電話再診料を頂戴することがございます。