トラネックスレチピールは、トラネキサム酸とレチノールが主成分のピーリング製剤です。
角質除去、ターンオーバー促進作用によって、古い皮膚を剥がして肌再生を促し、レチノイドや美白成分によって肌の質感と色調の改善が期待できます。
トラネックレチピール |
内容量 / 1セット ※顔1回分の容量 |
価格 / 院内施術 16,500円 / 自宅処方 14,300円 ※体は面積による |
使い方 / 説明用紙をご覧ください。 |
使用期限 / 容器に記載 |
有効成分 / トラネキサム酸、レチノール(ビタミンA)、プロピオン酸レチノール(ビタミンA)、アスコルビルグルコシド、酒石酸、クエン酸、ナイアシンアミド(ビタミンB)、バチルス発酵物 |
トラネックスレチピールの特徴– About Tranex Retipeel –
- ターンオーバーの周期(30~45日)を約7日間に短縮し肌再生を促進
- 光老化の改善に有効な2種類のレチノイド※1によって、長く肌に働きかける
- 美白成分によりメラニンの産生を防ぎ、肌をトーンアップ
- 角質剥離やコラーゲン産生作用によって、肌のハリ・小ジワ・毛穴・肌の質感を改善※2※3
- レチノール(持続型)、プロピオン酸レチノール(遅延型)
- ニキビ跡の凹凸(瘢痕組織)を改善させる効果はほとんど期待できません。
- 老人性色素班などのシミに対してはレーザー治療が適しています。
ピーリングの流れ
ピーリング当日(ご自宅)
- お顔のピーリングをご希望される方は、当日は化粧を落としてご来院して頂くとスムーズです。当院で落として頂くことも可能ですので、その際はご予約時間よりお早めにご来院ください。
- お体のピーリングを希望される方は、当日の朝にシャワー、または入浴をしてからご来院ください。
- 帽子、日傘(施術後はメイクや日焼け止めを使用できないため)
- マスク2枚
- ヘアピン(お顔に前髪がかかる方)
- 汚れても良い衣服(体をご希望の方)
お化粧を落としてご来院して頂くとスムーズです。体のピーリングでは、当日の朝にシャワーを浴びてからご来院ください。
院内で洗顔・メイク落としをご希望の方は、10分前にご来院ください。お顔にスキンケア剤が付いている場合、軽く水ですすぎ、水分をよくふき取っていただきます。
ピーリング剤をお顔や体へ塗りこみます。通常、施術中に痛みはありません。
塗布後、初回は施術2~3時間、2回目以降は6時間置きます。長時間になりますので、ピーリング剤を塗った状態でご帰宅いただきます。(※施術後、当日はメイクや日焼け止めはお控えください)
お時間になりましたら、お顔の場合は水で洗顔、体の場合は冷やしたタオルで拭き取り、ピーリング剤が肌に残らないようにします。
ピーリング後は、2~3日後から1週間程度は皮むけが起こります。かゆみやスキンケアでしみることがあるので、高保湿のクリームをたっぷりつけて保湿してください。
翌日以降は日焼け止めを付けても問題ありませんが、日傘や帽子などで紫外線対策をしていただいた方が肌に負担になりません。ピーリングから2週間は特に日焼けに注意してください。
- ピーリング後は基礎化粧品がしみることがあります。当院では低刺激で高保湿のEGホワイトクリームやサンホワイトでの保湿をお勧めします。
- 紫外線対策には、ノンケミカルでSPF50のメイクアップUVベースをお勧めしています。
- ピーリング後の洗顔、入浴等は通常通りで構いません。肌をこすらないようにしてください。
- 皮むけ部分を無理にこすったり剝がすと色素沈着の原因になるので、自然に剥がれるまでお待ちください。
- 自宅処方は、当院で同一部位を3回以上のピーリングした方で、ホームピーリングの指導を受けた方のみとなります。
治療期間と間隔
4週間毎に1回の頻度で、平均5回で終了します。高濃度のピーリング剤ですので、施術の間隔は4週間以上空けてください。
ピーリング後の皮むけがある方は、皮むけが落ち着いて肌が安定するまで施術はお控えください。ご不安な場合は、医師の診察を受けてください。
ピーリングを受けられない可能性がある方
- 治療部位に傷やヘルペス等の皮膚病のある方
- イソトレチノイン内服中の方
- 日光浴愛好者、日光に当たる職業の方
- 妊娠中や授乳中の方
- レーザー※やその他のピーリング剤、トレチノイノイン・ハイドロキノン等4週間以内に受けている方
(※ロングパルスヤグレーザー(マイルド)、トーニング、ダブル照射、ケロイドレーザーは当日から可)
- 治療内容によって休薬期間が異なりますので医師にご相談ください
副作用
トラネックスレチピールは、自費診療となり国内未承認の薬剤です。ダウンタイムは施術当日から10日間程度で、赤み、かゆみ、皮むけ、乾燥が起こります。その他、肌質や体質により起こりうる可能性について、以下に記載します。異常があった場合には医師にご相談ください。
- 皮膚の刺激、痛み、かぶれ、湿疹、水疱、腫れ、かさぶた、反応性ニキビ、色素沈着
- 過去に当院で一例もおりませんが、理論上、どのような薬剤、成分でも体質によって重篤なアレルギー(アナフィラキシー:全身性の発疹、皮膚・唇・舌の腫れ、呼吸困難、動悸、血圧低下、意識障害など)が起こる可能性があります。
ホームピーリングをご希望の方へ
当院でトラネックスレチピールの指導をクリアした患者さんへ、ご自宅用にピーリング剤を処方しています。ホームピーリングの方法は、下記のインストラクションビデオをご参照ください。