※ダイエット治療は、2020年2月頃から開始予定です。今しばらくお待ちください。

サクセンダによるダイエット治療

自己注射薬「サクセンダ」によるダイエット治療は「GLP-1ダイエット」とも呼ばれています。

サクセンダとは

サクセンダ(リラグルチド)は、成人の体重管理に使用されるお薬です。グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体作動薬という製剤で、脳細胞のGLP-1受容体に作用し、満腹感を高めて空腹感を低下させることにより、食欲を抑制して体重を減少させます(1)。

抗肥満薬(体重管理薬)として欧米で認可を受けていますが、BMI30以上、もしくはBMI27以上で肥満に関連する疾患がある方に限られています。国内では認可されておらず、医薬品被害救済制度の対象外となります。

サクセンダの体重減少効果

3731人の肥満の方を対象に、56週間(約13ヶ月間)サクセンダとプラセボを注射して比較した試験では、サクセンダを注射した92%の患者に体重減少が認められています。

  • 63.2%の患者が5%以上の体重減少
  • 33.1%の患者が10%以上の体重減少
  • 14.4%の患者が15%以上の体重減少

サクセンダ投与群は平均8.4kg(プラセボは2.8kg)の体重減少が認められ、プラセボと比較して心血管系のリスク因子(血圧、中性脂肪、コレステロール値)の改善が報告されています(2)。

サクセンダ中止後の体重変化

サクセンダは、使用を中止すると食欲が徐々に元に戻り、体重も戻りやすくなります(14, 16)。サクセンダ使用中に食事療法や運動療法を併せて行い、痩せやすい習慣を作ることが大切です。

サクセンダの使い方

当院で自己注射指導を受けた後、毎日、ご自分で注射をしていただきます。1日1回、太もも、上腕、腹部のいずれかの皮下に同じ時間に注射します。食前・食後は関係ありません。筋肉や静脈には注射しないでください。

注射方法

サクセンダの注射方法は、初診時にお渡しする「サクセンダを正しく使うための手順」と次の動画をご覧ください。

サクセンダの正しい注射方法(肌のクリニック)

増量方法

サクセンダは、最初は吐き気や気分不快などの症状が出るため、慣れさせるために少しずつ増量していきます。

サクセンダの投与量

1日0.6mgから開始して、1週間毎に0.6mgずつ増量し、最大3.0mgまで増やして維持します。体重減少が著しい場合や副作用が強い場合には、最大量を1.8mgや2.4mgまでとします。

低用量での有効性の報告はありますが、体重減少効果は確立していません。

治療期間

当院では、治療の期間は4~13ヶ月間を推奨しています。用量と期間は、治療経過により判断します。

サクセンダの副作用

サクセンダの主な副作用は、吐き気・嘔吐・下痢・便秘などの消化器症状です。重篤な副作用は少ないとされていますが、注意すべきものもあります(5, 6)。

  • 胃腸障害…吐き気、嘔吐、下痢、便秘は最も多い副作用です。ほとんどが軽度から中等度で、一過性です。治療を続けると減少していきます。
  • 低血糖…2型糖尿病のない患者での重度の低血糖の報告はありませんが、1.6%の患者で軽度の低血糖が報告されています(プラセボは1.1%)。
  • 頻脈…0.6%の患者で頻脈が生じます。ほとんどは治療中に軽快しますが、持続、悪化する場合や他の症状がある場合は医師にご相談ください。
  • 甲状腺疾患…2型糖尿病患者での試験で甲状腺腫が報告されています。ラット及びマウスにおける2年間がん原性試験において、非致死性の甲状腺C細胞腫瘍(甲状腺髄様癌)が認められたとの報告があります。
  • 膵炎・胆石症・胆嚢炎…激しい腹痛、背部痛、嘔吐、発熱などの症状が起こった場合、緊急で医療機関を受診してください。
  • 急性腎不全・脱水…下痢や嘔吐などの胃腸の副作用に関連した脱水から、腎不全や腎機能障害を起こす可能性があります。
  • アナフィラキシーショック・血管浮腫…過剰な免疫反応(アレルギー反応)により、血圧低下、失神、顔面、口唇、皮膚の浮腫、発疹、気道の浮腫による呼吸困難等の症状があらわれます。
  • 腸閉塞(頻度不明)…高度の便秘、腹部膨満、持続する腹痛、嘔吐等の異常が認められた場合には使用を中止し、医療機関を受診してください。
  • うつや自殺企図(サクセンダ0.3%vsプラセボ0.1%)…不安、脱力感、集中力の低下、うつ状態、イライラ感、気分変調、自殺願望などの症状が起こった場合、薬を中止して必ず医師にご相談ください。

その他の副作用の詳細や注意事項等については、診察時に説明用紙に従ってご説明いたします。

メリット・ベネフィット

サクセンダの利点には以下のものがあります。

  • 体重減少効果がはっきりしている
  • 特別な努力を必要とせず痩せられる
  • 中毒性がない
  • 耐性が起こりにくい
  • 他の抗肥満薬と比較して安全性が高い

抗肥満薬のマジンドール(商品名:サノレックス)では、依存性の問題や、耐性ができて時間経過とともに体重効果が低下するため、3ヶ月以内の投与に限られていましたが(19)、サクセンダでは、依存性や耐性の問題がありません。

また、過去の抗肥満薬では、中枢性食欲抑制剤は心血管イベントリスク(心筋梗塞や脳卒中などのリスク)を増加させる懸念がありましたが、糖尿病患者を対象とした試験で、ビクトーザ(サクセンダと同一薬)では、プラセボと比較した相対リスク減少率で心血管イベントリスクを13%低下させ、心血管死を22%低下させることが報告されています(20)。

サクセンダを使用できない方

  • 18歳未満、または、75歳以上の方 (20歳未満の方は、保護者の同意が必要です)
  • 糖尿病、膵炎、胆石症、胆嚢炎、重度の腎機能障害、肝機能障害のある方
  • 腹部手術の既往のある方、腸閉塞の既往のある方
  • 摂食障害の方、BMI18.5未満の方、体脂肪率男性15%未満・女性25%未満の方
  • 内分泌疾患やステロイドなどの薬剤による肥満の方
  • 甲状腺疾患のある方、多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴のある方
  • 妊娠中、授乳中の方
  • うつ病や自殺企図のある方
  • サクセンダの添加物(リン酸水素二ナトリウム二水和物、プロピレングリコール、フェノール)にアレルギーがある方

その他当院が治療の必要性が低いと判断した場合、処方できないことがあります。

サクセンダの料金

当院では、サクセンダの値段をできる限りお安い価格に設定しています。

初診時の料金

サクセンダ初診時1ヶ月分(税別)
診察料初診料 5,800円
サクセンダ
(1本 23,800円)
3本 71,400円
検査料血液検査 3,620円
尿検査 960円(女性)
その他注射針70本 2,600円
アルコール綿100枚 600円
針捨て容器 400円
吐き気止め10日分 600円
合計85,020円~85,980円

*0.6mgからスタートして1週間毎に1.2mg→1.8mg→2.4mg→3.0mgとした場合、サクセンダ3本で32日分です。
*アルコール消毒綿で皮膚がかぶれてしまう方は、クロルヘキシジン消毒綿を処方いたします(60枚 800円)。

再診時の料金

維持量1.2mg

サクセンダ維持量1.2mg(税別)
診察料再診料 2,900円
サクセンダ
(1本 23,800円)
6本 142,800円(90日分)
検査料血液検査 3,620円
その他注射針70本 2,600円
アルコール綿100枚 600円
合計(3ヶ月分)152,520円(90日分)
1ヶ月あたり50,840円

維持量1.8mg

サクセンダ維持量1.8mg(税別)
診察料再診料 2,900円
サクセンダ
(1本 23,800円)
9本 214,200円(90日分)
検査料血液検査 3,620円
その他注射針70本 2,600円
アルコール綿100枚 600円
合計(3ヶ月分)223,920円(90日分)
1ヶ月あたり74,640円

維持量2.4mg

サクセンダ維持量2.4mg(税別)
診察料再診料 2,900円
サクセンダ
(1本 23,800円)
12本 285,600円(90日分)
検査料血液検査 3,620円
その他注射針70本 2,600円
アルコール綿100枚 600円
合計(3ヶ月分)295,320円(90日分)
1ヶ月あたり98,440円

維持量3.0mg

サクセンダ維持量3.0mg(税別)
診察料再診料 2,900円
サクセンダ
(1本 23,800円)
15本 357,000円(90日分)
検査料血液検査 3,620円
その他注射針70本 2,600円
アルコール綿100枚 600円
合計(3ヶ月分)366,720円(90日分)
1ヶ月あたり122,240円

*サクセンダの処方には必ず診察が必要です。1ヶ月毎の処方も可能で、最大3ヶ月処方となります。
*血液検査は初診時、1ヶ月後、4ヶ月後、その後は3ヶ月毎に行います。
*注射針は初診時に処方した余りがあると仮定していますが、足りなくなった場合は別途購入が必要です。
*アルコール消毒綿で皮膚がかぶれてしまう方は、クロルヘキシジン消毒綿を処方いたします(60枚 800円)。

サクセンダについてのよくある質問

サクセンダの効果はいつから現れますか?

サクセンダを使い始めてから、2週間以内に徐々に効果が出始めます(3)。

サクセンダの効果が出ない人はいますか?

サクセンダは、臨床試験では92%の方に効果を認めていますが、8%の方には効果が現れませんでした(2)。

また、肥満者を対象とした試験ですので、それ以下の方には効果が落ちる可能性があります。当院では、4ヶ月後の目標を決め、効果がはっきりと出ない場合は治療の継続はおすすめしておりません。

サクセンダでどれくらい体重が減りますか?

肥満者を対象に56週間行った試験では、サクセンダの使用で平均8.4kgの体重減少を認めています(2)。

サクセンダの効果は、主にBMI27以上の肥満者が対象ですので、それ以下の方は効果が落ちる可能性があります。

サクセンダを注射すれば、食事制限や運動は必要ありませんか?

サクセンダだけで痩せると謳っているクリニックも多くあります。確かにサクセンダだけで痩せやすくはなりますが、欧米では1日-500kcalのカロリー制限と適切な運動を組み合わせた治療となっています。

サクセンダ中止後のリバウンドを抑制するためにも、当院でも食事、運動指導を併せて行っております。

ビクトーザとサクセンダの違いは何ですか?

ビクトーザとサクセンダは同じ製薬会社が発売している同じ製剤です。ビクトーザは糖尿病薬、サクセンダは肥満治療薬として用いられています。

違いは、ペンの目盛りでビクトーザは0.3mg刻みなのに対し、サクセンダは0.6mg刻みとなっています。

サクセンダは安全ですか?

他の肥満治療薬と比べ、比較的安全性は高いと考えられています。

しかし、欧米で認可されているからといって、必ずしも安全とは言えません。重篤な副作用も報告されており、国内未承認の医薬品を自費診療で使用する場合、副作用のリスクと治療から得られるメリットを天秤にかけて判断する必要があります。

サクセンダ1本にどれくらいの量が入っていますか?

サクセンダ1本に18mgのリラグルチドが含有されています。

サクセンダは1本でどれくらい持ちますか?

維持量が3mgの場合、サクセンダ (18mg) 1本で6日間持ちます。1ヶ月間で5本のサクセンダを消費します。

維持量が1.8mgの場合、サクセンダ1本で10日間分です。1ヶ月で3本のサクセンダを消費します。

サクセンダはいつ使うのが効果的ですか?

サクセンダは、1日1回、おおよそ同じ時刻に注射をすれば、効果はいつ打っても変わりません。食前、食後も関係ありません。

吐き気はどれくらい続きますか?

吐き気は、通常8週間以内に治まります。

上腹部通などがあり、程度がひどい場合は吐き気以外の重篤な副作用の可能性がありますので、医師にご相談ください。

吐き気が強くて3mgまで増やせないのですが大丈夫ですか?

副作用が強く、3mgまで増やせない場合は、それよりも少ない量で体重をコントロールしていきます。

低用量での体重減少効果は確立していませんが、有効性の報告はありますので、治療経過を見てどれくらいの量で続けるかを判断します。

治療期間はどれくらいですか?

当院では、サクセンダの治療期間は4~13ヶ月間を推奨しています。治療期間は、個々の患者さんで異なりますので、診察の際にご相談ください。

長期間使用しても安全ですか?

サクセンダ3.0mgを3年間の長期に渡って、2254人を対象に、食事と運動療法を併用して行った調査報告があります(13, 14)。

3年後の時点でサクセンダの体重減量率は6.1%、プラセボは1.9%とサクセンダ群で良好な体重減少率を保っていました。

胆嚢関連疾患は年間100人あたりサクセンダは2.9人、プラセボは1.2人、膵炎はサクセンダは0.29人、プラセボは0.13人とサクセンダ群で多くなっています。

3年間での糖尿病発症率は、サクセンダは3%、プラセボは11%とサクセンダは糖尿病リスクを低減しました。

サクセンダは一般的に忍容性(重篤な副作用は少なく続けやすい)は良好で長期使用が可能な薬剤で、同じ製剤であるビクトーザ(2010年承認)は糖尿病治療薬として約10年実績があります(17)。

長期に使用しても比較的安全性が高い薬剤と考えられていますが、副作用もあり、不必要に治療を継続することはお勧めしておりません。

血液検査は必要ですか?

当院では、糖尿病検査や肝機能、腎機能、膵臓酵素、カルシトニンを含む採血検査を行います。初診時、1ヶ月後に検査を行い、その後は3ヶ月毎に行います。(血液検査料:税別3,620円)

サクセンダの臨床試験では、肝機能上昇や膵酵素(アミラーゼ・リパーゼ)、血清カルシトニンの上昇などが報告されています(5)。

肝胆道系酵素の上昇や膵酵素の上昇は、単独では意味をなさず、胆道炎や膵炎の予測にはなりませんが(15)、症状や炎症反応、診察と併せて判断する際の手がかりとなります。

血清カルシトニンが2倍以上に上昇した割合は、サクセンダ治療で1.2%、プラセボで0.6%ですが(5)、そのことによって甲状腺髄様癌を予測することはできませんが、2倍以上に上昇した場合は念のため甲状腺エコー等を受けていただきます。

1回で何本まで処方してもらえますか?

サクセンダの治療が初めての方は、1ヶ月分の3本までとなりますが、特別な事情がある方は2ヶ月分まで処方いたします。

すでに他院で治療を行っている方や安定している方は最大で3ヶ月分まで処方可能ですが、一度処方した医薬品の返金、返品はいたしかねますのでご了承ください。

サクセンダを中止する時は突然止めて良いですか?

急に中止して問題ありません。

サクセンダを中止するとリバウンドしますか?

はい。サクセンダの使用を中止すると食欲が徐々に元に戻るため、体重も戻りやすくなります。

56週間サクセンダを使用した後プラセボに切り替えた試験では、12週間で2.91%体重の戻りが認められています(16)。

サクセンダ使用中に食事療法や運動療法を併せて行い、痩せやすい習慣を作ることが必要です。

サクセンダを中止した後、再開することはできますか?

副作用などがないことを確認して、サクセンダを再開することは可能です。再開時には吐き気等の副作用が再度起こる可能性がありますので、医師の指示に従い、低用量から開始してください。

サクセンダに癌のリスクはありますか?

ラット及びマウスにおける2年間がん原性試験において、非致死性の甲状腺C細胞腫瘍が認められたとの報告があります。ヒトでのリスクは不明です(5, 6)。

すい臓がんのリスクについては、欧米で報告があり訴訟が起こっていますが(7)、リラグルチドと膵臓癌の因果関係を示す決定的な証拠はなく、膵臓がんリスクの増加とも関連していないとされています(8, 9, 10)。2020年1月現在、膵臓癌のリスクは、添付文書上にも記載がありませんが、当院では潜在的なリスクとして患者さんへ説明しています。

GLP-1受容体作動薬が乳癌と結腸癌で抗腫瘍効果を発揮することが報告されていますが(11, 12)、実際の臨床試験では、因果関係ははっきりしていないもののプラセボと比較してサクセンダの方が多く認められています(5)。

サクセンダにはケトアシドーシスの危険はありますか?

ケトアシドーシスは、1型糖尿病、もしくは2型糖尿病患者で、血糖値を下げるインスリンが不足し、糖をエネルギーとして利用できないため、かわりに脂肪を分解してエネルギー源にすることで起こります。

インスリン分泌が不足して高血糖、脱水となり、脂肪の分解によってケトン体が増えて血液が酸性に傾きます(アシドーシス)。

サクセンダと同じリラグルチド製剤の「ビクトーザ」で糖尿病性ケトアシドーシス発症の報告がありますが(18)、ケトアシドーシスは糖尿病でインスリン依存状態にある患者に起こるもので、糖尿病がない方がサクセンダを使用してケトアシドーシスを発症することはありません。

また、糖質制限ダイエット、ケトン体ダイエット、ケトジェニックダイエットなどで起こるケトン体の増加は、「ケトーシス」と呼ばれるものであり、生命の危険が及ぶ「ケトアシドーシス」とは異なりますで、心配いりません。

サクセンダに中毒性はありますか?

いいえ。サクセンダに中毒性はありません。

GLP-1タキフィラキシーとは何ですか?

タキフィラキシーとは、薬剤の反復投与することにより、急速に効果を失うことです。交感神経作動薬にある現象ですが、GLP-1受容体作動薬でも起こる可能性が報告されています。

サクセンダの消化器への作用として腸管運動の抑制効果により悪心や嘔吐、便秘などの症状を起こしますが、タキフィラキシーが起こるとそれらの作用は無くなります。

サクセンダの脳細胞への作用として食欲抑制効果がありますが、大規模なRCTの結果からは、悪心・嘔吐が大部分の症例で改善するにもかかわらず、食欲抑制効果は持続しており、食欲抑制効果に関してはタキフィラキシーが起こりにくいことが示唆されています。

サクセンダは副作用は減弱するのに対して、効果が持続しやすいという特徴を持つため、肥満治療薬として多くの患者さんに用いられています。

サクセンダと他の薬との相互作用はありますか?

サクセンダで下痢や嘔吐が続く場合には、ワーファリンの吸収が悪くなる可能性がありますので、飲んでいる方は主治医にご相談ください。インスリンや他の糖尿病治療薬との併用で重篤な低血糖が報告されています。他の抗肥満薬やダイエットハーブとの安全性は確立していませんが、オルリスタット(ゼニカル)との相互作用はありません。

週に1回の薬もあると聞いたのですが

GLP-1受容体作動薬には、以下の製剤があります。

  • リラグルチド(サクセンダ・ビクトーザ)/毎日
  • リキシセナチド(リキスミア)/毎日
  • エキセナチド(ビデュリオン・バイエッタ)/週1回
  • デュラグルチド(トルリシティ)/週1回
  • セマグルチド(オゼンピック)/週1回

体重減少効果はリラグルチドとセマグルチドが高く、リラグルチドのみ欧米で抗肥満薬として認可されています(2020年1月時点)。

現在セマグルチドの経口薬の治験がされており、抗肥満治療はそちらにシフトしていく可能性があります。

サクセンダとアルコールとの相互作用はありますか?

過度の飲酒は肝臓におけるグリコーゲン生成及び糖新生を抑制し、単独でも低血糖を引き起こします。サクセンダを使用中は、低血糖症状に注意して過度の飲酒を控えてください(4)。

サクセンダを打ち忘れた場合はどうしたら良いですか?

打ち忘れが12時間未満の場合…できるだけ早く打ち忘れた量を注射し、その次のサクセンダは通常通りの時刻に予定された量を注射してください。

打ち忘れが12時間以上の場合…パスして打たないでください。次の注射予定時刻に、前回(打ち忘れた回)の用量を注射してください。まとめて2回分を打たないようにしてください。

サクセンダの保存方法を教えてください

未使用のサクセンダ を保管する場合は、凍結を避け、2~8℃に遮光して保存してください。冷蔵庫で保管することをお勧めします。

使用開始後は室温(1~30℃)にて30日以内にご使用ください。冷蔵庫に保管しても問題ありません。

サクセンダは冷蔵便で当院へ届き、冷蔵庫で保管しています。処方時には保冷剤入りでお渡ししますので、未使用のサクセンダは、帰宅後、冷蔵庫への保管をお願いします。

旅行時に航空機に持ち込み出来ますか?

サクセンダを航空機へ持ち込むことは可能です。

持ち込みに際して、国内線では診断書の提出は不要であることがほとんどですが、国際線では国によって基準が異なります。診断書が必要かどうかは、事前に航空会社に確認してください。必要な場合、日本語の診断書は税別2,800円、英文診断書は税別5,000円がかかりますのでご了承ください。

海外旅行時に時差がある場合の注射のやり方を教えてください

時差がある場合でも日本の注射予定時刻と同じ時間帯に打ってください。日本の注射予定時刻が、現地での就寝時刻に当たる場合は、就寝前か起床時にずらして打ち、帰国後は元の注射予定時刻へ戻してください。

妊娠中、授乳中にサクセンダを使用することはできますか?

いいえ。サクセンダは妊娠中、授乳中は使用できません。

サクセンダを中止してからどれくらいで妊娠が可能ですか?

安全性のデータがないため、当院では念のため、男女とも治療中は避妊を行い、妊活を開始する1ヶ月前には使用を中止していただいております。

使用後の注射針は家庭ごみとして処分できますか?

いいえ。サクセンダの使用中、使用後に発生する注射針は医療廃棄物です。家庭ごみとして捨てないでください。当院でお渡しする「針捨て容器」に入れて当院に持参してください。

針を捨てる容器は、ペットボトルでは耐針性(針が突き抜けない仕様)が担保されていませんので、必ず針捨て容器をご利用ください。

参考文献

  1. Novo Nordisk Inc. “Saxenda liraglutide injection 3mg” https://www.saxenda.com/
  2. Pi-Sunyer X, (2015) “A Randomized, Controlled Trial of 3.0 mg of Liraglutide in Weight Management.” N Engl J Med. 2015 Jul 2;373(1):11-22. doi: 10.1056/NEJMoa1411892. PMID: 26132939
  3. Novo Nordisk Australia. “Saxenda Consumer Medicine Information” https://www.novonordisk.com.au/content/dam/australia/affiliate/www-novonordisk-au/Patients/Documents/Saxenda%20cmi3.pdf
  4. American Diabetes Association. “Evidence-Based Nutrition Principles and Recommendations for the Treatment and Prevention of Diabetes and Related Complications” J Am Diet Assoc. 2002 Jan;102(1):109-18. DOI: 10.1016/s0002-8223(02)90031-3 PMID: 11794490
  5. FDA. “SAXENDA (liraglutide injection)” https://www.accessdata.fda.gov/drugsatfda_docs/label/2014/206321Orig1s000lbl.pdf
  6. Novo Nordisk Inc. “Saxenda – Safty” https://www.saxendapro.com/safety/gastrointestinal-side-effects.html
  7. Tom Lamb. “Drug Injury Watch” posted on January 30th, 2018 https://www.drug-injury.com/druginjurycom/2018/01/saxenda-pancreatic-cancer-risks-liraglutide-side-effects-victoza-pancreas-malignancy-incretin-mimetics-drug-class.html
  8. Michael A. Nauck, (2018) “Neoplasms Reported With Liraglutide or Placebo in People With Type 2 Diabetes: Results From the LEADER Randomized Trial” Diabetes Care 2018 Aug; 41(8): 1663-1671. https://doi.org/10.2337/dc17-1825
  9. Funch D, (2019) “Liraglutide use and evaluation of pancreatic outcomes in a US commercially insured population.” Diabetes Obes Metab. 2019 Aug;21(8):1837-1848. doi: 10.1111/dom.13739. Epub 2019 May 24. PMID: 30945402
  10. Ran Lu, (2018) “Synergistic anti-tumor effects of liraglutide with metformin on pancreatic cancer cells” PLoS One. 2018; 13(6): e0198938. doi: 10.1371/journal.pone.0198938 PMID: 29897998
  11. Ligumsky H, (2012) “The peptide-hormone glucagon-like peptide-1 activates cAMP and inhibits growth of breast cancer cells.” Breast Cancer Res Treat. 2012 Apr;132(2):449-61. doi: 10.1007/s10549-011-1585-0. Epub 2011 Jun 3. PMID: 21638053
  12. Koehler JA, (2011) “Glucagon-like peptide-1 receptor activation inhibits growth and augments apoptosis in murine CT26 colon cancer cells.” Endocrinology. 2011 Sep;152(9):3362-72. doi: 10.1210/en.2011-1201. Epub 2011 Jul 19. PMID: 21771884
  13. le Roux CW, (2017) “3 years of liraglutide versus placebo for type 2 diabetes risk reduction and weight management in individuals with prediabetes: a randomised, double-blind trial.” Lancet. 2017 Apr 8;389(10077):1399-1409. doi: 10.1016/S0140-6736(17)30069-7. Epub 2017 Feb 23. PMID: 28237263
  14. Novo Nordisk Inc. “Saxenda – Sustained Weight Loss” https://www.saxendapro.com/efficacy/maintaining-significant-weight-loss.html
  15. William M. Steinberg, “Impact of Liraglutide on Amylase, Lipase, and Acute Pancreatitis in Participants With Overweight/Obesity and Normoglycemia, Prediabetes, or Type 2 Diabetes: Secondary Analyses of Pooled Data From the SCALE Clinical Development Program” Diabetes Care 2017 Jul; 40(7): 839-848. https://doi.org/10.2337/dc16-2684
  16. NICE. “Obese, overweight with risk factors: liraglutide (Saxenda)” Evidence summary Published date: June 2017 https://www.nice.org.uk/advice/es14/chapter/Key-points
  17. ビクトーザ皮下注18mg” 添付文書 https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/2499410G1021_1_10/ 2020/01/05アクセス
  18. 薬事日報 “【GLP-1アナログ製剤「ビクトーザ」】ブルーレター配布へ‐糖尿病性ケトアシドーシス発症受け指示” 2010年10月14日 2019/12/28アクセスhttps://www.yakuji.co.jp/entry20845.html
  19. 富士フイルム富山化学株式会社 “サノレックス錠0.5mg” https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/1190008F1020_4_02 2019/12/28アクセス
  20. Marso SP, (2016) “Liraglutide and Cardiovascular Outcomes in Type 2 Diabetes.” N Engl J Med. 2016 Jul 28;375(4):311-22. doi: 10.1056/NEJMoa1603827. Epub 2016 Jun 13. PMID: 27295427

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