ニキビ(尋常性痤瘡)

ニキビとは、医学用語で「尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)」というお肌の病気です。毛穴がつまることで、そこにアクネ菌が繁殖し、炎症を起こすことで生じます。多くは10代の思春期から出来始めますが、大人ニキビの場合には20代や30代からできることもあり、50代以降の方でもできることがあります。

非常にありふれた皮膚疾患のため、ニキビを治す化粧品やエステの広告をよく目にしますが、皮膚の病気ですので、医療機関で治療することが必要です。

ニキビの原因、増悪因子、発生メカニズムについてはブログ記事をご参照ください。

ニキビ治療(保険治療)

保険診療でニキビに処方されるお薬は、以下のものになります。重症度に合わせて、塗り薬、飲み薬(漢方薬や抗生物質)、各種ビタミン剤などを併用します。

種類薬剤名
抗生物質内服ミノマイシン、ミノサイクリン、ビブラマイシン、ルリッド、ロキシスロマイシン
抗生物質外用ダラシン、アクアチム、ゼビアックス、デュアック
漢方薬清上防風湯、十味敗毒湯、桂枝茯苓丸ヨクイニン、芍薬甘草湯、当帰芍薬散、加味逍遙散、荊芥連翹湯、温経湯
ビタミン類シナール、ハイチオール、フラビタン、ピドキサール
アダパレン外用ディフェリンゲル、エピデュオゲル
ベンゾイル外用ベピオゲル、エピデュオゲル、デュアック

*エピデュオゲルはアダパレンとベンゾイルの合剤、デュアックはダラシンとベンゾイルの合剤です。

参考:「日本皮膚科学会 尋常性痤瘡治療ガイドライン2016」

2016年の日本皮膚科学会のガイドラインでは、重症・最重症の炎症性ニキビに対して、内服抗菌薬(抗生物質の飲み薬)、外用抗菌薬(抗生物質の塗り薬)、アダパレンや過酸化ベンゾイルといった塗り薬が推奨度Aとされています。

まずはお近くの保険診療の皮膚科でニキビの治療をすることをおすすめしています。

ニキビ治療(保険適用外)

一連の治療で混合診療(自費診療と保険診療)が認められていないことと、当院へ来院するほとんどの患者様が、すでに皮膚科で長期に治療を受けている方ばかりのため、当院で行う治療は、保険適用外のものになります。

肌のクリニックでは、米皮膚科学会のガイドラインに従って、アキュテイン治療とホルモン治療の2つを行っています。

アメリカのニキビ治療

アメリカ皮膚科学会ニキビ治療ガイドライン

「Guidelines of care for the management of acne vulgaris.」J Am Acad Dermatol. 2016

アメリカ皮膚科学会のニキビ治療ガイドラインでは、重症の場合は第一選択薬として抗生物質(抗生剤)の飲み薬とベンゾイルなどの塗り薬の組み合わせ、もしくは、アキュテイン(イソトレチノイン)による治療が推奨されています。

中等症の場合では、抗生剤などの効果がない場合、アキュテイン、もしくは、ホルモン治療(低用量ピル・スピロノラクトン)が選択されます。

欧米では、抗生物質の長期投与は明確に否定されており、長くても4週間~8週間とされています。

重症ニキビは早期治療が必要

正しい治療を行えば、ニキビを治すこと自体は難しくないのですが、重症ニキビや炎症が強いニキビができると、毛穴の瘢痕化(はんこんか)やクレーター(肌の凹凸)と呼ばれるニキビ跡になってしまい、一生残ってしまうことがあります。

保険治療は、日本ではまず受けるべき治療ですが、きちんと皮膚科医のもとで治療を受けていても、何ヶ月も治らないという場合は早めにご相談ください。

医療機関からのご紹介

難治性痤瘡、集簇性ざ瘡など、保険治療で改善しないニキビ患者様がおられましたら、ぜひ当院をご紹介ください。

紹介状を持参していただいた患者様は、初診料を半額にさせていただいております。

※24歳以下の方は2019年3月11日から初診料が半額のため、紹介状があった場合はその半額となります。(予約の状況により、終了となる場合はHP上でアナウンスいたします。)

ご予約・お問い合わせ

高円寺院 Koenji
TEL 03-5913-7435
月~土 10:30-13:30/15:30-18:30 
日・祝 休診

麹町院 Kojimachi
TEL 03-6261-7433
平日 11:00-14:00/16:00-19:00
土日 10:00-13:00/15:00-18:00
祝日 休診

※両医院とも完全予約制となっておりますので、ネット、または、お電話でご予約ください。
※医学的なご質問等、医師が対応する場合は、別途電話再診料を頂戴することがございます。
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