当院でホルモン治療を行った方の写真を掲載しています。ホルモン療法の効果や特徴、価格、副作用については「ニキビのホルモン治療」をご参照ください。

炎症性ニキビと赤ら顔

中学生よりニキビが出来始め、20代から徐々に顔全体に赤ニキビが広がってきた患者さんです。皮膚科の保険治療を受けても改善を認めなかったため、整体医院で「アーク光線」という治療を週に2回、7ヶ月で50回ほど受けましたが改善せず、当院へ来院されました。 

治療前の写真

小さく細かいものを合わせると、無数の赤いニキビが顔全体にある状態です。また、ニキビの炎症とニキビ跡の色素沈着のため、顔全体が赤ら顔になっています。低用量ピルとスピロノラクトンを併用したホルモン治療を行いました。

赤ら顔と赤ニキビ赤ら顔と赤ニキビ

8ヶ月後写真

新生ニキビは激減し、既存のニキビも消失しました。また、炎症が引いたため、ニキビ自体の赤みも改善しています。治療を始めて3ヶ月ほどでニキビが良くなったため、サリチル酸マクロゴールピーリングを月に1回の頻度で行い、赤みがだいぶ目立たなくなりました。

赤ら顔と赤ニキビ治療後赤ら顔と赤ニキビ治療後

 

解説

患者さんは、ピルとスピロノラクトンによる治療を約3年行って一旦終了し、その後も3年間、肌は落ち着いていました。しかし、初診時ほど悪化はしていないものの、再発を認めたため、再度ホルモン治療を行いました。

ホルモン療法の再発率は60%程度であり、イソトレチノイン(アキュテイン)と比較すると高い点がデメリットです。そのため、ある程度病勢(病気の勢い)が落ちるまで飲む必要があります。安全性は高く、長期に内服することができる点は大きなメリットであり、にきび跡を増やさないためにメンテナンス的に服用することが可能です。

当院の方針としては、1年以内にご妊娠の可能性が少しでもある方や、20代~30代前半でご結婚が近い方、またはその可能性がある方へはホルモン療法をお勧めしています。ホルモン療法の場合、最初の3ヶ月間は30%の患者さんで一時的な悪化が認められることがありますが、その後は徐々に改善していきます。有効率は95%程度と、イソトレチノインにも引けを取らない治療です。また、イソトレチノインと違い、肌が極度に乾燥するなどの副作用はありません。

顔全体の細かいニキビ

中学生ごろからニキビに悩まされていた20代前半の患者さんです。近くの皮膚科で漢方薬とベピオゲルによる治療を行い、一旦は改善ましたが、社会人になってから、再度ニキビが悪化しました。その後、抗生物質等の保険治療を再度行い、また、婦人科で低用量ピルのファボワール(マーベロンと同一成分)を処方されるも改善しなかったため、当院へ来院されました。

治療前の写真

重症ではありませんが、頬~顎を中心に細かい白ニキビと赤ニキビが混在しており、ニキビのせいで肌の凹凸が目立ちます。前医で飲んでいたファボワールから、男性ホルモン活性を抑えられるタイプのピルへ変更し、スピロノラクトンを加えて治療を開始しました。小さい赤ニキビ小さい赤ニキビ

1年後写真

下記の写真は治療開始から1年経過した後の写真です。新生ニキビはゼロになっており、細かいニキビで埋め尽くされていた頬と顎は、元のきれいな素肌に戻っています。小さなニキビの場合、大きなニキビよりも治った後の凹凸や色素沈着が残ることは少ないため、ニキビ跡を残さずキレイに治っています。

小さい赤ニキビ治療後小さい赤ニキビ治療後

 

解説

ホルモン剤によるニキビ治療の場合、アキュテインと異なり、改善するまでおおよそ4ヶ月ほどかかります。また、初期悪化は長くて3ヶ月続く場合があり、早く治したいという方には向きませんが、できるだけ副作用が少ない治療を受けたい方には適しています。

こちらの患者さんの場合、男性ホルモン活性が少ないタイプのピルへ変更したことと、スピロノラクトンを加えたことで、著名な改善を認めました。ホルモン治療のメリットとしては、抗生物質やアキュテインと比較して副作用が少ないことです。生理痛が軽くなり、規則正しく生理(出血)が来るため、PMSや生理不順がある方、PCOs(多嚢胞性卵巣症候群)の患者さんにもお勧めできます。

デメリットは、再発率が高いことです。スピロノラクトン単独の治療では9割以上の再発率となり、ピルを併用しても6割程度の再発率となります。副作用比較的少ないものの、血栓症のリスクや乳癌、子宮頸がんのリスクなど、注意しなければならない副作用もいくつかあります。

再発率が高いのが欠点ですが、例え根治に繋がらなかったとしても、ニキビを抑えることは、肌にとって非常に大切です。なぜなら、重症なニキビの場合、一生残るニキビ跡が出来てしまう可能性があるからです。

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