Q.市販のEGF化粧品との違いは何ですか?

当院のEGホワイトは、市販品と大きく異なる3つの特徴を持っています。

 EGF、FGFの配合量の違い

市販の化粧品に配合されているEGFとFGFの濃度は、そのほとんどが0.1 ppm以下で、濃度開示もされていません。それに対し、当院のEGホワイトローションにはEGF 0.1ppm(110ml中に約11,000単位)、EGホワイトクリームには、EGF 0.4ppm(30ml中に約13,000単位)、FGF 0.4ppm(30ml中に約14,000単位)の再生因子を配合しています。

bFGFを配合

市販の化粧品に含まれているFGFは、aFGF(酸性線維芽細胞増殖因子)という再生因子です。ヒトオリゴペプチド-13とも呼ばれ、化粧品原料として認可されたものです。一方、当院のEGシリーズに配合してるFGFは、医薬品原料のbFGF(塩基性線維芽細胞増殖因子)です。
bFGFは、市販の化粧品に配合されているaFGFよりも、線維芽細胞増殖能が50倍~100倍も高く、最も強い細胞増殖能を持つことが知られています。
それにも関わらずaFGFが化粧品へ配合されている理由は、bFGFは医薬品のため、化粧品へ使用することができないからです。なお、「bFGFは、受容体が表皮には存在しないため、正常な皮膚への効果は期待できない。aFGFの方が効果的に皮膚に作用する」という記述をしているサイトを見かけますが、そのようなことを示す比較実験や報告はありません。前述のブラウン博士の試験により、正常な皮膚へのbFGFの有効性は証明されています。当院では臨床試験の結果に基づいて、医薬品原料のbFGFをクリームへ配合しています。

鮮度と活性の違い

再生因子はタンパク質のため、溶液化によって徐々に活性が落ちることが知られています。熱にも非常に弱く、高温で容易にその活性は消失します。再生因子が製品の中に残存しているかはELISA法で定量できますが、その活性があるかはActivity測定(活性化試験)を行わなければわかりません。再生因子を製造メーカーが、過去に市販のEGF化粧品数種類の活性化試験を行ったところ、EGFの活性が残っている製品はその中には一つもなかったそうです。比較的安定度が高いEGFですらそのような状態なので、安定度が低いFGFを配合した化粧品に、どれだけその活性が残っているのかは疑問です。
当院では調剤化粧品の作り置きはできるだけ行わず、一定期間経過後はすべて廃棄処分としています。いつも「新鮮な再生因子」を患者さんへ処方できるのは、肌のクリニックだけです。