※HSCM100は2020年1月より税込金額から5000円OFF→4月初旬より半額とさせていただいております。大変申し訳ありませんが、原価が高いことで採算が合わないこともあり、在庫がなくなり次第終了とさせていただきますのでご了承ください。

HSCM100とは

HSCM100は、臍帯血幹細胞の培養液のことです。臍帯血の中にある幹細胞を培養液の中で育てる過程で、臍帯血幹細胞が分裂、増殖をする際に、培養液中に様々な成長因子(サイトカイン)を放出します。その成長因子が豊富に含まれた培養液を製剤化したものになります。

HSCM100は世界最大規模の臍帯血バンクを持つ韓国HUCORD(ヒューコード)社によって、2015年から製造されています。

臍帯血(さいたいけつ)とは、赤ちゃんのへその緒の中に含まれる胎児の血液です。臍帯血の中には幹細胞と呼ばれるいろいろな細胞の元になる細胞が含まれています。臍帯血は臨床では様々な疾患の治療薬として研究が進められています。

再生医療法の施行により、臍帯血そのものを美容治療に使用すること認められていません。そのため、HSCM100には臍帯血や幹細胞などの細胞成分が含まれていません。

臍帯血幹細胞培養上清液の中には、肌のコラーゲン産生細胞(線維芽細胞)を増殖させる成長因子や、肌や毛の再生や血管の新生に必要な再生因子だけでなく、自身の幹細胞の増殖を刺激するCSFなど、多種多様の成長因子が含まれています。肌の再生を促し、美肌効果だけでなく、傷を早く治す創傷治癒効果、アトピー性皮膚炎の改善などが報告されています。

HSCM100に含まれる成長因子

HSCM100には他社の成長因子製剤と比較して、非常に高濃度の成長因子が含まれています。以下は、他社とヒューコード社の臍帯血培養上清液中の成長因子濃度の比較グラフです。臍帯血幹細胞培養上清液比較

HSCM中に含まれる成長因子の代表的な働きを、以下の表にまとめました。下記以外にも多種多能の成長因子がHSCMの中に含まれています。

*HUCORD社資料より

TIMP-1SCM
紫外線のダメージによる老化から肌を守る
炎症をコントロールする
コラーゲンの合成を促し、シワを改善する
肌の細胞の増殖と分化を促す
老化やストレスから肌を守る
老化を遅くする
メラニンや色素沈着をコントロール
MCP-1IGF-1
皮膚の損傷や感染に対する免疫反応を上げる
幹細胞の増殖や分化を助ける
コラーゲンを産生させる線維芽細胞を刺激する
コラーゲンの合成によって皮膚の弾力を保つ
DNA合成や細胞の成長をコントロール
表皮角質細胞の活動や分化を刺激する
ヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲンの産生促進
MIP-1RANTES
感染や炎症に対する免疫反応を上昇させる
創傷治癒を促す(傷の治りを早くする)
傷跡(瘢痕)になるのを防ぐ
ナチュラルキラー細胞の活動や増殖を促す
GPCRsを活性化させて恒常性を保つ
MIP-1の効果を相乗的に上げる
IL-8M-CSF
感染や炎症に対する免疫反応を上昇させる
創傷治癒過程で血管の新生を促す
肌の細胞を増殖、成長させる
マクロファージの生存、分化、増殖をコントロール
微生物や汚染から皮膚を守る
コレステロール濃度を下げる

当院のHSCM治療の特徴

  1. 患者さん1人につきHSCM100 1本(1.5ml)を使用しています。開封後の製剤を小分けにして別の患者さんへ使用することはありません。製剤が余った場合はお持ち帰りいただけます。
  2. HSCM100は冷凍保存し施術直前に溶解しているため、溶解後30分以内の製剤を使用しています。

HSCM100の副作用とリスク

副作用は非常に稀ですが、理論上は製剤や添加物にアレルギー反応が起こる可能性を100%否定することはできません。HSCM100の添加物としては、フェノールレッドと呼ばれる赤い色素が極微量含まれています。フェノールレッドは、細胞を培養する際に添加して、培養液のPHが至適PHになっているかを確認するもので、ワクチンなどにも含まれる安全性の高いものです。

HSCM100は臍帯血幹細胞を培養する際に、ウシ胎児血清を利用しています。ウシ胎児血清は細菌・ウィルス検査、滅菌処理がされたウィルスフリーのもので、過去に感染症の報告はありません。

当院でHSCM100を受ける方は、プラセンタ注射と同様に「献血制限の同意書」をいただきます。HSCMは細胞成分自体を含まない培養液ですが、未知のウィルスの感染を理論上否定できないことから、厚生省が一律にヒト・動物由来製剤を使用した場合に献血ができなくなる旨を定めた為、当院でもこれにならって献血制限の同意書をいただいております。ただし、過去にHSCM100で感染を起こした例は、国内・海外で1例も報告されていません。

bFGFを皮下注射して、肌の細胞が増殖し過ぎてしまい、しこりのようになってしまう副作用が報告されていましたが、HSCM100の場合は、皮膚の細胞が増殖し過ぎてしこりのようになってしまうなどの副作用の報告はされていません。

当院では1例もありませんが、理論上、皮膚の奥に注入した場合、アレルギー性肉芽腫(アレルギーによる腫れ、しこり)が起こる可能性は完全に否定できません。そのため、皮膚の浅層に限って使用し、安全性を重視して施術を行っています。

HSCM100自体の副作用ではありませんが、ダーマペン、エコツー、タッピーの手技で起こり得る副作用の主なものに、施術による皮下出血・内出血があります。稀ですが、隠れ肝斑がある患者さんの場合、針やレーザーの刺激により、肝斑が出てくることがあり、その場合は、肝斑に対する治療が必要となります。また、クリーム麻酔を行う場合、麻酔薬にアレルギーがある方は、顔全体が赤く腫れてしまうなどの副作用の可能性があります。

治療方法

「肌のクリニック」では、以下の3つの施術方法でHSCMによる治療を行っています。

ダーマペン4

ダーマペン4は、微細な針が沢山ついているペン型の医療用機器です。針が上下に動き、表皮に細かい穴を開けていきます。肌を傷つけることにより、創傷治癒を利用してコラーゲンの産生を促し、肌の若返り、毛穴、ニキビ跡の凹みの治療に効果を発揮します。

ダーマペンによる施術では、まず患部にダーマペンで微細な穴を無数に開けた後、最後にHSCM100を塗布して、ラップをします。その後にハイドロコロイドパッチという肌を再生させるためのテープを貼り、湿潤療法を行います。

ハイドロコロイドパッチを使用することで、その後の傷の治りや肌の状態が変わってきますので、最低3日間は付けておく必要があります。また、エコツーと比較してダウンタイムは3日~7日と短い為、4日目からメイクも可能でお化粧で隠せます。

エコツーフラクショナルレーザー

エコツー

エコツーエボリューションは、炭酸ガスを使ったCO2フラクショナルレーザーという医療用のレーザー機器です。ドット状にレーザーを照射して、肌に細かい穴を開けていきます。

ダーマペンと同様に、肌に微細な穴を空けて傷つけることによって、その後の創傷治癒効果を利用して肌を入れ替え、肌の若返り、毛穴、ニキビ跡のクレーターの治療に効果を発揮します。出力や密度、範囲の設定、深さの設定なども自由にできるため、正確にレーザーを照射することが可能です。

エコツーによる施術の場合は、熱によって患部に小さな火傷を作っていくため、術後にアイスパックで冷やします。その後にHSCM100を塗ってラップをし、最後にハイドロコロイドパッチという肌を再生させるテープを貼って、湿潤療法を行います。

ハイドロコロイドパッチを長く貼っていただくほうが、綺麗に肌が再生していくため、術後最低3日間は貼っていただきます。術後のダウンタイムは1週間から2週間とやや長めです。

フラクショナルレーザーは、それ自体のアンチエイジング効果も得られるため、効果を実感しやすい施術法であり、ダウンタイムが長くなっても良い方にはおすすめです。

タッピー(マイクロニードル)

タッピーは日本では「オスモインジェクター」と呼ばれているデバイスです。韓国U-BioMed社が開発したマイクロニードルインジェクターで、無数の小さな針が付いた医療用機器です。日本ではオスモインジェクターという名前ですが、韓国ではTokTok(トゥクトゥク)、世界ではTappy(タッピー)という名称で製品展開されています。

U-BioMed社は同製品でFDA、KFDA、ISO、CE認証を取得しています。韓国では家庭用にも販売されており、家庭向けの製品では長さ0.25 mm、医療機関向けの製品では長さ0.6 mmとなっています。当院で処方するタッピーは、医療用の0.6 mmです。

※オスモインジェクター(タッピー)の偽物にご注意ください!タッピーはU-BioMed社の専売品ですが、韓国や中国で模造品が出回っています。価格は1/10以下で、拡大鏡で見ると針の先に螺旋状(らせんじょう)の溝がついていません。原価が非常に高いものですので、異常に安価なものは、現物を確認するようにしてください。

オスモインジェクター(タッピー)は、髪の毛より細い太さ40Gの針に、らせん状の溝が付いています。注射器とは異なり穴はありません。写真のようにらせん状の溝を通って薬液が針に流れ、針を抜く際の陰圧で、表皮~真皮内に薬液が注入されるという仕組みです。

オスモインジェクター

ヒアルロン酸などの粘度が高い薬液はらせん状の溝に流れないため適さず、注入することはできません。プラセンタや臍帯血幹細胞培養上清液のような粘度が低いさらさらした液体に適したデバイスです。

髪の毛よりも細い針なので、通常麻酔は必要なく、出血もほとんどありません。術後の赤みは数時間で消えますので、ダウンタイムもほとんどないことが利点です。薬液の注入には時間がかかり、施術時間は顔全体で30分ほど必要です。痛みに敏感な方向けには、クリーム麻酔もご用意しております。

当院では、自己注射の指導を行っております。指導を受けられた患者さんは、HSCM100とタッピーを使って、ご自宅でHSCM100をご使用になれます。遠隔診療も可能です。

注意事項

  1. 施行部位に悪性腫瘍、増殖性のイボがある方は受けることができません。
  2. お顔に金の糸などの糸を入れている方は、医師にご相談ください。
  3. 妊娠中または授乳中の方は受けることができません。
  4. ケロイド体質の方やアレルギー体質の方は、医師にご相談ください。
  5. 瞼の上や目の下も施行可能です。

治療間隔と期間

HSCM100は、1度の施術で劇的に変わるものではありませんので、4回~10回程度受けていただくことをお勧めしています。治療間隔は、1~2週間毎(エコツーの場合は4週間以上空ける必要があります)に受けることをお勧めします。ある程度効果を実感された後は、お肌の調子が気になるときに随時お受けください。

1回でもお肌のハリ等の効果を実感される方は多いのですが、あくまでマイルドな治療のため、4回以上受けて頂くとより効果を実感できます。タッピーで施術する場合は、ダウンタイムも少ないため、エステ感覚で受けていただける施術です。

HSCM100の料金

項目料金(税別)
初診料3,500円
再診料
(施術のみの場合不要)
1,500円
HSCM100
1アンプル(1.5ml)
29,800円 14,900円
タッピーによる
HSCM100の施術
タッピー施術料 19,800円 9,900円
HSCM100(1.5ml)29,800円 14,900円
タッピー購入19,800円→9,900円
ダーマペンによる
HSCM100の施術
ダーマペン施術料 24,800円
HSCM100(1.5ml)29,800円 14,900円
エコツーによる
HSCM100の施術
エコツー施術料 29,800円
HSCM100(1.5ml)29,800円 14,900円
クリーム麻酔顔1面 3,000円
ハイドロコロイドテープ
(湿潤療法用)
実費

HSCM100の処方をご希望の方は、初回にタッピーによる施術を受けていただき、自己注射の指導をさせていただきます。その後はオンライン処方で、ご自宅にてセルフケアが可能です。

購入していただくオスモインジェクター(タッピー)は医療用の0.6 mmのものです。購入していただき、消毒後に毎回患者さんにお持ち帰りいただきます(院内での取り違え防止対策)。次回の施術時には、忘れずにお持ちください。4回使用後、もしくは、最初の施術から3ヶ月経過後のものは、破棄させていただきます。ご自宅でご使用になる場合は、自己注射の指導にしたがって清潔にご使用ください。

ダーマペン、エコツーによる施術ではハイドロコロイドによる湿潤療法を行います。タッピーによる施術では、湿潤療法は必要ありません。

HSCM100のよくある質問

HSCM100の効果はどれくらい持続しますか?

施術後数日は、無数に針を刺されたことによる肌荒れが気になるかもしれませんが、1週間程度で肌の再生が促されます。自分の肌を再生させる治療のため、速効性はありませんが、一度効果が現れた場合は、その効果は半年~程度は持続すると考えられています。しかし、あくまでマイルドな効果であり、個人差があることをご承知置きください。

どれくらい施術時間がかかりますか?

施術時間は15分~30分ほどですが、洗顔や待ち時間を含め、約1時間ほど頂いております。クリーム麻酔が必要な場合は、1時間30分ほどかかることがございます。

おすすめの施術方法はどれですか?

どれもおすすめですが、それぞれの施術に特徴がありますので、ご自分に合ったものをお申し出ください。

ダーマペン・エコツーは、施術後にHSCM100を塗布して、その後湿潤療法を行うという方法を取ります。ダウンタイムはダーマペンは数日~7日間、エコツーは1週間~2週間と長くなりますが、ダーマペン・エコツー自体のアンチエイジング効果も加わるため、効果は大きくなります。ダウンタイムの長さはダーマペン<エコツーとなります。

タッピー(オスモインジェクター)は、麻酔が必要なほどの痛みはなく、数時間~1日で赤みが引くので、ダウンタイムが一番少ない施術です。インジェクターは、購入後に4回使用でき、ご自宅でセルフケアをすることも可能です。

施術後に注意することはありますか?

施術後は肌のバリアが一時的に壊れている状態ですので、紫外線対策と保湿をしっかりと行ってください。施術後の肌の保湿には、刺激が少ない調剤化粧品をおすすめしています。

洗顔、シャワー、入浴は普段通りで構いませんが、顔を強くこすらないようにしてください。

メイクはタッピーの場合は翌日から、ダーマペン・エコツーの場合は3日後から可能です。

HSCM100SFとの違いは何ですか?

HSCM100SFは、2017年に開発されたウシ血清を含まない培地(無血清培地)で培養された製剤です。HSCM100とHSCM100SFは、有効成分は両者ともヒト臍帯血幹細胞培養上清液であり、内容量も成長因子量も同一で違いはありません。

瓶のラベル表記がHSCM100、もしくは、HSCM100SFかで見分けることが可能です。

国内では2018年頃からHSCM100SFが使用されていますが、当院では当面は従来どおりHSCM100を治療に使用しています。動物由来の原料が製造工程で使用されていることで不安を感じる方もおられるかもしれませんが、動物由来原料は、多くの医薬品で使用されています。

例えば美容領域では、シワ等に使用するボトックス注射(ボツリヌス毒素)は、製造工程でウシ(心臓、血液、乳、骨格筋、膵臓)、ヒツジ(血液)及びブタ(血液、膵臓、胃、皮膚)由来成分が使用されています。また、ヒトプラセンタ注射のラエンネックでは、製造工程でブタ胃粘膜が使用されています。その他にも、関節リウマチ治療薬のレミケード(ウシ胎児血清、ウシ脾臓)、ウロキナーゼやエスポー(ウシ骨抽出物)、レナルチン(ウシ肝臓)、ヘパリン(ブタ小腸)、エフエーミック(ブタ肝臓)、身近な例ではインフルエンザワクチン(鶏卵)や糖尿病に使うインスリン注射(製造工程でブタ由来トリプシン)など、動物由来原料は国内で様々な医薬品に利用されており、ウシ乳汁(乳糖)を含むと、2500以上の薬剤に利用されています。

HSCM100はHUCORD社のGLP認定基準を満たした工場で製造されています。過去にクロイツフェルト・ヤコブ病を含めて感染症の報告は1例もなく、また、韓国はBSEの発生が過去に1件もなく、非常に安全性が高い薬剤ですのでご安心ください。

ご予約・お問い合わせ

高円寺院 Koenji
TEL 03-5913-7435
月~土 10:30-13:30/15:30-18:30 
日・祝 休診

麹町院 Kojimachi
TEL 03-6261-7433
平日 11:00-14:00/16:00-19:00
土日 10:00-13:00/15:00-18:00
祝日 休診

※両医院とも完全予約制となっておりますので、お電話かネットからご予約ください。
※医学的なご質問等、医師が対応する場合は別途電話再診料を頂戴することがございます。