肌のクリニックのアンチエイジング

臍帯血幹細胞培養上清液 | HSCM100

HSCM100

臍帯血は赤ちゃんのへその緒の中に含まれる胎児の血液です。臍帯血の中には幹細胞と呼ばれるいろいろな細胞の元になる細胞が含まれています。臍帯血には、造血作用、抗炎症作用、細胞・組織の修復作用があり、臨床では白血病の際の臍帯血移植だけでなく、脳卒中、糖尿病、炎症性腸疾患、アトピーなどの治療薬として研究、開発が進められています。

臍帯血培養上清は、臍帯血幹細胞を培養(育てる)際に使用された培養液のことです。臍帯血幹細胞が分裂、分化をする際に、培養液中に様々な成長因子(サイトカイン)を放出します。その成長因子が豊富に含まれた培養液を製剤化したのがHSCM100です。

臍帯血幹細胞培養上清液の中には、肌のコラーゲン産生細胞(線維芽細胞)を増殖させるbFGFや、肌や毛の再生や血管の新生に必要なEGF、PDGF、KFG、VEGFだけでなく、自身の幹細胞の増殖を刺激するG-CSFやGM-CSFなど、150種類以上の成長因子が含まれています。肌の再生を促し、傷を早く治す創傷治癒効果も認められています。

再生医療法の施行により、臍帯血そのものを臨床に使用することはできませんが、臍帯血培養上清は細胞成分を含まないため、クリニックで使用することが可能です。肌のクリニックでは、HSCM100の中に含まれる幹細胞が放出する多種多様のサイトカインを、肌の細胞を若返らせるアンチエイジング治療や、ニキビ跡の侵襲的な治療における創傷治癒促進のために利用しています。

線維芽細胞増殖因子(bFGF)などの単体の成長因子を使用する場合、注射部位の皮膚が増殖し過ぎてしまいしこりのようになってしまうなどの副作用が報告されていました。臍帯血幹細胞培養上清では単体で高濃度の成長因子は含まれておらず、多種多様の成長因子がバランスよく含まれています。そのため、皮膚の細胞が増殖し過ぎてしこりのようになってしまうなどの副作用の報告がないため、非常に安全が高い治療です。

その反面、プチ整形のようにフィラー(ヒアルロン酸などの詰め物)を注入するわけではありませんので、一度で劇的な変化をもたらすものではありませんが、自分自身の皮膚の細胞が再生・活性化するために効果の持続が長く、見た目も自然です。

HSCM100はこんな方へおすすめします

〇肌を自然な形で若返らせたい方

HSCM100の成分は、臍帯血幹細胞培養上清100%です。そこに含まれる成長因子によって、ご自身の細胞を増殖・活性化させることが主な作用になりますので、マイルドな効果で自然な若返りが期待できます。

〇小じわが気になる方

ヒアルロン酸などと異なり、ほうれい線などの大きなしわを消す効果はありませんが、表皮~真皮を若返らせて増殖させますので、小じわに有効です。

〇肌のハリ・毛穴が気になる方

肌全体が若返ることにより、肌のハリが改善し、肌のハリが改善することにより、毛穴が目立たなくなる効果が期待できます。(毛穴の黒ずみの治療には、Qスイッチヤグレーザーやサリチル酸マクロゴールピーリングが適しています。また、ニキビ跡の瘢痕による毛穴は、炭酸ガスレーザーによる治療が必要となります。)

〇目の下のくまが気になる方

目の下の青黒いクマは、表皮が加齢により薄くなり血管が透けることや、表皮~真皮の色素性病変が原因です。当院ではQスイッチYAGレーザーで色素を取ると同時に、HSCM100で表皮の皮膚を厚く再生させ、目の下のクマを改善させます。(目の下の凹みを改善させる効果はありません。)

臍帯血幹細胞培養上清液 | HSCM100の施術方法

肌のクリニックでは以下の施術方法でHSCMによる治療を行っています。

〇ダーマペン・エコツーエボリューション

ダーマペンは、ダーマローラーの電動タイプです。微細な針が上下に動き、表皮に細かい穴を開けていきます。エコツーエボリューションは、CO2フラクショナルレーザーです。ドット状にレーザーを照射して、肌に細かい穴を開けていきます。

どちらも肌に穴を開けることにより、その後の創傷治癒を利用してコラーゲンの産生を促し、肌の若返りや、ニキビ跡の凹凸の治療に効果を発揮します。ダーマペン、エコツーによる施術では、まず患部にダーマペンやエコツーで穴を開けた後、最後にHSCM100を塗布して、その後ハイドロコロイドパッチで湿潤療法を行います。

顔全体にクリーム麻酔を行ってから施術する必要があること、また、術後のダウンタイムが長くなること(1週間~2週間)から、当院では主にニキビ跡の凹みの治療に用いていますが、アンチエイジングにも効果的です。ダーマペンやエコツー自体のアンチエイジング効果も得られるため、効果を実感しやすい施術法であり、ダウンタイムが長くなっても良い方にはおすすめです。

料金など詳しくは、「凹み・クレーターのニキビ跡治療」のページをご参照ください。

〇タッピー(マイクロニードルインジェクター)
オスモインジェクター・タッピー

タッピーは日本でオスモインジェクターとして使用されているデバイスです。韓国U-BioMed社が開発したマイクロニードルインジェクターで、日本ではオスモインジェクターと呼ばれていますが、韓国ではTokTok(トゥクトゥク)、世界ではTappy(タッピー)という名称で製品展開しています。

U-BioMed社は同製品でFDA、KFDA、ISO、CE認証を取得しています。韓国では家庭用にも販売されており、家庭向けの製品では長さ0.25mm、クリニック向けの製品では長さ0.6mmとなっています。

髪の毛より細い太さ40Gの針に、らせん状の溝が付いています。注射器とは異なり穴はありません。写真のようにらせん状の溝を通って薬液が針に流れ、針を抜く際の陰圧で、表皮~真皮内に薬液が注入されるという仕組みです。

オスモインジェクター

ヒアルロン酸などが入った粘度が高い薬液はらせん状の溝に流れないため適さず、注入することはできません。臍帯血幹細胞培養上清液のような粘度が低いさらさらした液体に適したデバイスです。

針の長さは0.6mmで、髪の毛よりも細い針なので、通常麻酔は必要なく、出血もほとんどありません。術後の赤みは数時間で消えますので、ダウンタイムもほとんどないことが利点です。薬液の注入には時間がかかり、施術時間は顔全体で30分ほど必要です。痛みに敏感な方向けには、クリーム麻酔もご用意しております。

〇水光注射器(ヴィタールインジェクター2)
ヴィタールインジェクター2

水光注射は、皮内にヒアルロン酸やプラセンタなどを細かく注射する美容法のことです。メソセラピーとも呼ばれます。水光注射器の先端には、細かい針が5本ついており、針の長さや、HSCM100の注入量を一定に調整できます。

水光注射器には吸引機が付いており、皮膚を吸引して持ち上げて針を刺すことにより、確実に肌の中へ薬液を注入します。3つの施術法の中では、最も薬剤のロスが少ない注入方法です。

水光注射器の針は31Gですが、痛みはそれなりにあり、クリーム麻酔が必要です。ダウンタイムは、赤みや針穴は数時間で目立たなくなりますが、2~3日は小さな針穴が残ります。吸引や針による内出血があった場合には、消えるまで1週間程度かかる場合があります。施術時間は顔全体で15分~20分ほどです。

臍帯血幹細胞培養上清液 | HSCM100の注意事項

① 施行部位に悪性腫瘍、増殖性のイボがある方は受けることができません。

② お顔に金の糸などの糸を入れている方は、医師にご相談ください。

③ 妊娠中または授乳中の方は受けることができません。

④ ケロイド体質の方やアレルギー体質の方は、医師にご相談ください。

④ 瞼の上や目の下も施行可能です。

臍帯血幹細胞培養上清液 | HSCM100の治療間隔と期間

HSCM100は、1度の施術で劇的に変わるものではありませんので、4回~10回程度受けていただくことをお勧めしています。治療間隔は、1~2週間毎に受けることをお勧めします。ある程度効果を実感された後は、お肌の調子が気になるときに随時お受けください。

1回でもお肌のハリ等の効果を実感される方は多いのですが、あくまでマイルドな治療のため、4回以上受けて頂くとより効果を実感できます。ダウンタイムも少ないため、エステ感覚で受けていただける施術です。

臍帯血幹細胞培養上清液 | HSCM100の料金・値段

頭皮や首などにも施術可能です。部位による料金の違いはありません。

項目 料金(税抜)
初診料 2,900円
再診料(必要時) 980円

ダーマペンやエコツーでの施術

 

「ニキビ跡」のページをご参照ください

(初回限定価格・セット価格はありません)

タッピー(オスモインジェクター)での施術

HSCM100  1A 1.5ml 

インジェクター代 1本18,500円(※3)

初回限定 48,800円(※1)

2回目以降 69,600円

3回セット 169,800円(※2)

水光注射器での施術

HSCM100  1A 1.5ml +ヒトプラセンタ 1A 2ml(※4)

 

初回限定 62,800円(※1)

2回目以降 84,600円

3回セット 211,800円(※2)

HSCM100 1A 1.5ml追加 29,800円(※5)

クリーム麻酔(※6) 3,000円

遠隔処方(タッピーによるセルフケアでの施術)

HSCM100  1A 1.5ml (※7)

44,800円

※1HSCMの初回限定料金は、タッピー・水光注射のどちらか1つの施術のみで適用となります。例えば、初回水光注射、2回目タッピーによる施術の場合、2回目は2回目以降の料金が適用されます。

※2カード会社規約により回数券にクレジットカード払いが使用できないため(特定継続的役務提供へのクレジットカード決済禁止)、3回セットは現金一括払いのみとなります。回数券が余っている場合で、なおかつ、使用期間内の場合は正規料金×消化回数分を引いてのご返金となります(事務手数料はかかりません)。使用期間は購入日より3ヶ月以内で、使用期間を過ぎた場合は、いかなる理由があってもご返金できませんのでご注意ください。

※3タッピーは、使用・消毒後に毎回患者さんにお持ち帰りいただきます(院内での取り違え防止対策)。次回の施術時には、忘れずにお持ちください。4回使用後、もしくは、最初の施術から3ヶ月経過後のものは、破棄させていただきます。

※4水光注射での施行の場合は、プラセンタ1A(2ml)を無料で追加させていただいております。水光注射器で施術する場合、1回の注入量が多く、HSCM100(1.5ml)がすぐになくなってしまうため、プラセンタを追加して3.5mlで打ちます。

※5水光注射では、29,800円でHSCM100(1.5ml)をさらに1A追加し、HSCM100 2A(3.0ml)+ヒトプラセンタ2mlの合計5mlで施術することが可能です。気になる部位を重点的に行ったり、首まで行うことも可能ですので、ご希望があればスタッフにご相談ください。

※6クリーム麻酔は、ダーマペン・エコツー・水光注射器での施術の場合に必要です。タッピーによる施術では必要ありませんが、痛みに弱い方はオプションで行うことが可能です。

※7HSCM100は、遠隔診療で処方することも可能です。ご希望の方は、初回にタッピーによる施術を受けていただきます。その際に、「タッピーによる自己注射の指導」を受けていただき、その後はオンライン処方で、ご自宅にてセルフケアが可能です。

臍帯血幹細胞培養上清液 | HSCM100よくある質問

HSCM100の副作用はありますか?
重篤な副作用は非常に稀ですが、製剤や添加物にアレルギー反応が起こる可能性があります。また、添加物として、フェノールレッドと呼ばれる色素が極微量含まれています。フェノールレッドは、細胞を培養する際に添加して、培養液のPHが至適PHになっているかを確認するもので、ワクチンなどにも含まれる安全性の高いものです。

bFGFを皮下注射して、肌の細胞が増殖し過ぎてしまい、しこりのようになってしまう副作用が全国的に問題になることがありますが、HSCM100の場合は、単体で高濃度の成長因子は含まれておらず、多種多様の成長因子がバランスよく含まれています。そのため、皮膚の細胞が増殖し過ぎてしこりのようになってしまうなどの副作用の報告はありません。

HSCM100自体の副作用ではありませんが、ダーマペン、エコツー、タッピー、水光注射の手技で副作用が起こり得る可能性はあります。例えば、水光注射では吸引や針によって皮下出血(キスマークのようなもの)・内出血が起こることがあります。また、クリーム麻酔薬などの表面麻酔にアレルギーがある方は、顔全体が赤く腫れてしまうなどの副作用の可能性があります。
また、稀ですが、隠れ肝斑がある患者さんの場合、細かい針の刺激・炎症により、肝斑が出てくることがあります。その場合は、肝斑に対する治療が必要となります。

また、当院では念のため、プラセンタ注射と同様にHSCMを受けられた方へ献血制限の同意書をいただいております。HSCMは臍帯血の細胞成分自体を含まない培養液ですが、厚生省が一律に、ヒト由来製剤を使用した場合に献血ができなくなる旨を定めた為、当院でもこれにならって献血制限の同意書をいただくこととしました。
HSCM100の効果はどれくらい持続しますか?
施術後数日は、無数に針を刺されたことによる肌荒れが気になるかもしれませんが、1週間程度で肌の再生が促されます。ヒアルロン酸などと異なり、多種多様の成長因子によって自分の肌を再生させる治療のため、即効性はありませんが、一度効果が現れた場合は、その効果は半年~1年程度は持続すると考えられています。しかし、再生された細胞も年齢を重ねる毎に老化することや、あくまでマイルドな効果であり、個人差があることをご承知置きください。
どれくらい施術時間がかかりますか?
施術時間は15分~30分ほどですが、洗顔やメイクなどを落としてもらう事前準備と待ち時間を含め、約1時間ほど頂いております。また、クリーム麻酔が必要な場合は+30分ほど時間の余裕を見ていただきます。
おすすめの施術方法はどれですか?
どれもおすすめですが、それぞれの施術に特徴がありますので、ご自分に合ったものをお申し出ください。
●ダーマペン・エコツーは、施術後にHSCM100を塗布して、その後湿潤療法を行うという方法を取ります。薬剤のロスは多めで、ダウンタイムも長くなりますが、ダーマペン・エコツー自体のアンチエイジング効果も加わるため、効果は大きくなります。
●タッピー(オスモインジェクター)は、時間は一番かかりますが、薬剤ロスは少なめです。痛みは麻酔が必要なほどではなく、通常数時間で赤みが引くので、ダウンタイムが一番少ない施術法です。インジェクターは、購入後に4回使用でき、遠隔診療にてご自宅でセルフケアをすることも可能です。
●水光注射器は施術料は高くなりますが、HSCM100に加えて、ヒトプラセンタ2mlを無料で追加して施術できます。機械で注入するため、薬剤ロスが少ないのが特徴です。痛みがありますので、麻酔は必須です。施術後、2~3日は針孔が目立つことがあり、また、内出血した場合は、ダウンタイムが1週間程度になることもあります。
施術後に注意することはありますか?
施術後は肌のバリアが一時的に壊れている状態ですので、紫外線対策と保湿をしっかりと行ってください。施術後の肌の保湿には、刺激が最も少ない化粧水「ゼロホワイトローション」と保護膜として働く高純度ワセリン「サンホワイト」をおすすめしています。洗顔、シャワー、入浴は普段通りで構いませんが、顔を強くこすらないようにしてください。また、ピーリングやレーザーなどの処置をする場合は、最低2週間以上は空けるようにしてください。
メイクは当日はできませんが、翌日から可能です。