Q.私のAGAは必ず良くなりますか?

治療の効果には個人差があり、100%治るとは言い切れません。

AGAの標準治療で使うミノキシジル5%外用剤の男性における1年間の治療成績は、軽度の改善例まで含めると有効率は90%以上です。著効例(著しく改善した)だけに絞ると、有効率は12%となります。

フィナステリド1mgの内服治療では、1年間で、軽度改善以上が58%、不変が40%です。AGAは進行していく疾患のため、不変でも有効性があると判断されるため、改善と不変を併せると、有効率は98%になります。著効例だけに絞ると、有効率は頭頂部で6%、前頭部で2%となります。

100%必ず良くなるとは言えないものの、上記のように90%~98%の有効率が証明されています。著効例に絞ると確かに効果は限定的となりますが、発毛に作用するミノキシジルと、脱毛を抑制するフィナステリドを併用することによって、さらに有効率はあがります。

標準的治療でも効果が乏しい場合は、当院ではフィナステリドよりも臨床成績が優れているデュタステリドや、現存する治療薬で最も効果が高いミノキシジルの内服薬(ミノキシジルタブレット)を処方することが可能です。また、補助的な治療として、毛母細胞の分裂・増殖を促す毛髪成長因子を高濃度で配合した外用剤の処方や育毛メソセラピーもリーズナブルな価格で行っています。

治療を組み合わせることによって、ほとんどの患者さんは効果を実感できますが、重症度が高い方(ほとんど毛根が残っていない方)は効果を得られないケースもあります。また、AGAの進行度が早い方の場合、薬で最初は効果があっても、数年すると薬の抑制以上にAGAが進行して、徐々に薄毛が進んでしまう方もいます。