肌のクリニックのニキビ跡治療

ニキビ跡治療

肌のクリニックへ来院される患者さんのほとんどは、地元の皮膚科や美容系クリニックの治療で治らず、困り果ててインターネットで肌のクリニックを見つけて来院されます。全国から来院されますので、重症ニキビ・難治性ニキビの患者さんが多く、重症ニキビ・難治性ニキビの治療を11年以上行ってきました。

重症化している患者さんは、当院へ来院した時点ですでに複数のクリニックやエステなどで何年も治療を行っており、症状をこじらせてしまっています。ニキビが治らないまま繰り返しでき続けたことにより、当院でニキビが完治しても、ニキビ跡の凹凸や赤みは残ってしまいます。

ニキビ治療後に、ニキビ跡の治療も希望する患者さんが多くいるため、これからは当院でもニキビ跡治療を積極的に取り入れることにしました。ニキビ跡の治療はニキビの治療よりも格段に難しくなります。特に、ニキビ跡の凹凸は非常に難治です。今まで治療を諦めていた方や、当院を受診できない方も当サイトやブログを参考にしてみてください。

ニキビ跡はタイプによって治療法が異なります。ここでは肌のクリニックで行うニキビ治療をタイプ別に記載しています。掲載している治療以外にもニキビ跡の治療法が沢山ありますので、患者さんの希望によって(ダウンタイムやリスクなどの許容範囲を含めて)他の治療法をお勧めすることもあります。

また、すべてのニキビ跡の治療の前に「ニキビ治療」が重要であることは言うまでもありません。ニキビが治る前にニキビ跡治療をしても、結局またニキビができてニキビ跡が増えてしまうため、意味がありません。まずニキビの炎症を取り、ニキビができない肌質にする必要がありますので、ニキビの治療が終わっていない方は、「肌のクリニックのニキビ治療」のページを参照していただき、ニキビ治療の予約をお取りください。

色素沈着のニキビ跡治療

ニキビ跡の色素沈着には、真っ赤なシミから、赤紫~赤黒いシミ、茶色いシミなどがあります。

赤いシミには、サリチル酸マクロゴールピーリングで表皮のターンオーバーを促し、早くシミを取っていく治療を行います。また、治療に反応しない場合は、ロングパルスYAGレーザーを使用して赤い色素を壊して治療します。

赤紫~赤黒いシミに対しては、ロングパルスYAGレーザー、茶色いシミにはQスイッチYAGレーザーやトレチノイン・ハイドロキノン療法、レーザーピーリングなどを行い綺麗に消していきます。

治療の詳細については、下記のリンクをご参照ください。

 

凹凸型のニキビ跡治療

ニキビ跡の凹みは俗にクレーターと呼ばれますが、形態的に大きく3種類に分けられます。欧州のニキビ治療学会(The European acne group ECCA)ではアイスピック型ニキビ跡を「V字型ニキビ跡」、ローリング型を「U字型ニキビ跡」、ボックス型ニキビ跡を「W字型ニキビ跡」と分類していますが、当院では従来の呼称を使用しています。ニキビ跡を形態で分類するのは、凹みのでき方が異なり、それによって治療も若干異なってくるためです。

ニキビ跡の形態的分類

アイスピックで突っつかれたように、深くて狭い凹みは、アイスピック型のニキビ跡と呼ばれています。アイスピック型ニキビ跡は、凹みが真皮深く、ほぼ全層まで及んでいるため、表皮の下の真皮層が全くない状態です。

ローリング型のニキビ跡は、筋膜と真皮・表皮が線維化組織でつながって癒着しています。そのため、顔の筋肉を動かすと、それに引っ張られて凹みが深くなるのが特徴です。表皮下の真皮に硬い瘢痕組織がないほど、なだは少ないため、筋膜と真皮・表皮を癒着させている線維化組織を切断することが重要になります。

縁が直角に窪んでいるタイプのニキビ跡を、ボックス型と呼びます。表皮の下は瘢痕組織でがっちりと固まっていて、辺縁がローリング型のようになだらかではないことで見分けます。表皮下の瘢痕組織を壊していき、再構築させることが重要です。

アイスピック型・ローリング型・ボックス型と3つの形態的なニキビ跡の分類について書きましたが、実際には区別が付きにくいことも多く、一つの凹みに対してそれぞれが混在していることもあります。また、後に述べる脂肪萎縮型のニキビ跡とも共存しているため、複合的な治療が必要になることがほとんどです。

脂肪萎縮型のニキビ跡は、皮下組織(脂肪組織)の萎縮によって起こるニキビ跡です。ニキビの炎症によって、脂肪組織に変性、瘢痕化が起こって凹み、そのことによってその上の真皮や表皮が凹みます。原因は異なりますが、加齢によって脂肪組織が減少し、ニキビ跡が目立ってくるのも、同じような病態です。

ニキビ跡の凹み治療について詳しくは下記のリンクをご参照ください。

 

肥厚性瘢痕・ケロイドのニキビ跡治療

ニキビ跡で赤みを伴って盛り上がるものに、肥厚性瘢痕とケロイドがあります。一般的には肥厚性瘢痕とケロイドは別の病態として区別されています。肥厚性瘢痕は、発生した後、徐々に数ヶ月~数年以内に平坦になっていき、赤みも消失して通常の瘢痕になります。対してケロイドは、治癒傾向がなく健常部へしみ出すように出来てきます。治療に対して抵抗性が強く、再発傾向が強いのも特徴です。肥厚性瘢痕とケロイドが、一つの瘢痕の中に共存することもあり、実際には区別が難しいケースが多いのが現状です。

肥厚性瘢痕とケロイドの治療は、保険治療がメインになるため当院では行っていません(混合診療が禁止されているため)。肥厚性瘢痕・ケロイドの治療は、レーザー治療が第一選択になりません。また、そのほとんどの治療は保険適応ですので、美容外科や美容皮膚科ではなく、まずお近くの皮膚科専門医へ相談してください。

肥厚性瘢痕とケロイドの具体的な治療については、下記のリンクをご参照ください。